今回の台風は少し油断があった。
進行方向や距離などから、それほどの風は吹くまいと思っていたのだ。
なにしろ我が家の立地は、接近時の東寄りと南寄りの風は九州山地が弱めてくれるし、さらに東と南の隣家が守ってくれる。
一番の弱点は、県全体がそうなのだが西寄りの風に弱く、しかも局地的には西側は広い駐車場でまともに風を受ける。
今回は当初東寄りの風、台風の進行に従って南寄りの風となった。
想定では我が家付近はさほどの風は吹くまいと、オオカミ少年よろしく台風対策を少々手抜きをした。
葦簀は撤収したものの、簾は2枚完全に外さず窓に密着させて下を適当に固定する程度にした。
植木鉢も2鉢だけ玄関に入れ、屋外の飛びそうなものの上には、水をいれたポリタンクなどを乗せておいた程度だった。
一晩中風が簾をゆすり、閉めた雨戸に当たる音が響いて眠りを妨げた。
(台風一過の空)
台風一過の爽やかな青空とはいかず、多少雲を引きずっていて、なかなか今度の台風は執念深かった。
南東の風に対しては、問題が一つだけあるのは以前から分かっていた。
東隣と南隣の家の間にあった温室が無くなって、風の吹き出し口のようにまとまった風が吹き抜けてくる。
吹き出し口にあるミニ菜園には、一本だけトマトが残っていて、このトマトの様子が気になって朝イチで雨戸の間から確認した。
(頑張ったトマト)
なんと、倒れずに頑張って立っていた。
なにしろ、本気になって台風対策をしたのはこのトマトだけだったから、何となく台風に勝った気分になった。
支柱を立て、そして支柱に支えを入れ、更に2方向に杭を打って支線で引っ張って補強しておいたのだ。
わずかな柱の筋交いの有る無しで地震の被害が変わったように、ささやかな細い麻ひもの支線が強風から守ってくれた。
転がっている5~6個の植木鉢を元の位置に戻し、倒れた庭の草花の先をカットしているうちに、伸びすぎた庭木が邪魔になって枝先を剪定するはめになった。
だいたい思い付きの作業は、だんだん大事になり易い。
ミニ菜園の横に掘った、除草や剪定くずを入れるための穴がだんだん埋まってきた。
(穴に放り込んだ草花など)
もう少し草花が萎れたら、体重をかけて踏みつければ、まだまだ今シーズンは持ちこたえるスペースは出来ると思ってはいるのだが・・。
3年するとかなり土に戻るので、3か所の穴をグルグル巡回して掘りまくる作業をもう20年くらい続けている。
私的には、可燃ごみとして出さないし、土作りにもなるしエコだと自賛している。
ただ今回の台風の教訓は、対策は大小を問わず手抜きをするな、だった。
予想できない場所での豪雨や突風の話が最近は多すぎる。
「油断大敵」とか「後悔先に立たず」とか、昔の人は良いことばかり言っている。
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進行方向や距離などから、それほどの風は吹くまいと思っていたのだ。
なにしろ我が家の立地は、接近時の東寄りと南寄りの風は九州山地が弱めてくれるし、さらに東と南の隣家が守ってくれる。
一番の弱点は、県全体がそうなのだが西寄りの風に弱く、しかも局地的には西側は広い駐車場でまともに風を受ける。
今回は当初東寄りの風、台風の進行に従って南寄りの風となった。
想定では我が家付近はさほどの風は吹くまいと、オオカミ少年よろしく台風対策を少々手抜きをした。
葦簀は撤収したものの、簾は2枚完全に外さず窓に密着させて下を適当に固定する程度にした。
植木鉢も2鉢だけ玄関に入れ、屋外の飛びそうなものの上には、水をいれたポリタンクなどを乗せておいた程度だった。
一晩中風が簾をゆすり、閉めた雨戸に当たる音が響いて眠りを妨げた。
(台風一過の空)
台風一過の爽やかな青空とはいかず、多少雲を引きずっていて、なかなか今度の台風は執念深かった。
南東の風に対しては、問題が一つだけあるのは以前から分かっていた。
東隣と南隣の家の間にあった温室が無くなって、風の吹き出し口のようにまとまった風が吹き抜けてくる。
吹き出し口にあるミニ菜園には、一本だけトマトが残っていて、このトマトの様子が気になって朝イチで雨戸の間から確認した。
(頑張ったトマト)
なんと、倒れずに頑張って立っていた。
なにしろ、本気になって台風対策をしたのはこのトマトだけだったから、何となく台風に勝った気分になった。
支柱を立て、そして支柱に支えを入れ、更に2方向に杭を打って支線で引っ張って補強しておいたのだ。
わずかな柱の筋交いの有る無しで地震の被害が変わったように、ささやかな細い麻ひもの支線が強風から守ってくれた。
転がっている5~6個の植木鉢を元の位置に戻し、倒れた庭の草花の先をカットしているうちに、伸びすぎた庭木が邪魔になって枝先を剪定するはめになった。
だいたい思い付きの作業は、だんだん大事になり易い。
ミニ菜園の横に掘った、除草や剪定くずを入れるための穴がだんだん埋まってきた。
(穴に放り込んだ草花など)
もう少し草花が萎れたら、体重をかけて踏みつければ、まだまだ今シーズンは持ちこたえるスペースは出来ると思ってはいるのだが・・。
3年するとかなり土に戻るので、3か所の穴をグルグル巡回して掘りまくる作業をもう20年くらい続けている。
私的には、可燃ごみとして出さないし、土作りにもなるしエコだと自賛している。
ただ今回の台風の教訓は、対策は大小を問わず手抜きをするな、だった。
予想できない場所での豪雨や突風の話が最近は多すぎる。
「油断大敵」とか「後悔先に立たず」とか、昔の人は良いことばかり言っている。
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