インド・ラージャスターン州に伝わるチャトランガの道具
「頭脳スポーツ」とも言われるチェス。西洋の将棋というイメージがある為、ヨーロッパが起源なのではないかと考える人も多いのではないだろうか。だが、チェスの起源は古代インドの遊戯であったチャトランガにある。チャトランガとはサンスクリット語で「4つの部分」という意味で、4つとは象・馬・戦車・歩兵の戦力を指すそうだ。
インドからどの様にヨーロッパに伝わったかは、これまでに多くの研究者が議論を交わして来た。6世紀頃にインド王からササン朝ペルシアのホスロー1世に伝えられ、その後8世紀頃から戦争や貿易といった交流の中でロシアをはじめとしたヨーロッパに伝わったという見解が、最近では一般的なようである。日本の将棋や中国のシャンチー(象棋)もこのチャトランガが起源とされ、世界中のボードゲームの起源とも言える遊戯だったのである。
インドからどの様にヨーロッパに伝わったかは、これまでに多くの研究者が議論を交わして来た。6世紀頃にインド王からササン朝ペルシアのホスロー1世に伝えられ、その後8世紀頃から戦争や貿易といった交流の中でロシアをはじめとしたヨーロッパに伝わったという見解が、最近では一般的なようである。日本の将棋や中国のシャンチー(象棋)もこのチャトランガが起源とされ、世界中のボードゲームの起源とも言える遊戯だったのである。
教科書も間違っていた 歴史常識のウソ
伝統と起源のウソ
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