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Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

日日是好日 一日一日を大切に頑張って行きましょう

功を拙に蔵(かく)し、晦(かい)を用て明とし、清を濁に寓し、屈を以て伸と為す。

2013-04-03 03:18:45 | Weblog

優れた才能を持っていながら、つまらない人間の様に振る舞ってその才を隠し、
表面は愚かな様でも、その実は物事の道理に明るく、
また、清節でありながら世俗に身をおいてその清節を表さず、
身を屈している様でありながら、その実はのびやかで自由自在である。

この様な身の処し方が、本当に世間の荒波を渡る一つの浮き橋ともなり、
身を安全に隠す三つの穴になるといえる。

                                         菜根譚前集117より


孔雀サボテン Epiphyllum 儚い美 儚い恋 幸福者 温かい心

昨日の朝、雑紙を出しに行ったついで、玄関前の氷や雪割り(ツルハシ・スコップで)を
始めたらついつい面白くなってしまった。
だけど、家に入ってから相当コワく(疲れる)なった。
意外とこれが重労働なのだ。
自分の家周りの雪融け情報としては、階下の窓の際の雪氷が融け出して隙間(?)みたいになって、
窓は完璧に開く様になり、このところ暖かいので、掃除の際には暫く窓を開け放っておける、
そんな具合だ。
掃除の時は必ず窓を開けて空気の入れ替えをしたい方だ。
この冬は取り分け雪が多くて、度々と困難になることがあり、
部屋が暗くなり、まるでこもった様な、洞穴に住まいをしている風があった。
これもまた好しなんだろうと想ったけれど、連日連日ともなると、
確かに憂鬱な気分からは逃れられなかった感がある。
人間は日の光を浴び、外の空気は絶対に必要なものなんだと知る。
まあ、どんなに好くないことがあったって、一つくらい、或いは二つくらいはイイことを見つけようと私は思うので、環境はこうして厳しくとも、
気持ち穏やかに、安らかに過ごせたことは、大きな一つだったって思う。
こうして長い冬から抜け出そうとしている時季だけど、私は四季を通して揺るがないものがある。
それを哲学と云うのは気恥ずかしいが、頑固とか偏屈ではない意味で、
私的な哲学を持つべきだろうと思うし、学問と云う大袈裟さはないけれど、
年を重ねて行く甲斐性としての、学びは要るものだって考える。
一歩先くらい見据えて、馬鹿な言動は抑制し、慎むべきだ。
昔がどうだったかと云うのは問題ではなく、
人を見る時には今現在の自分がどうであるかが重要なポイントだとも思うので、
人の批判や悪口を叩いている間などないんだろう。
また、自分のことでさえ儘ならぬものを、どうして他や世間が都合よく行くものか。

「上善は水の如し」
水は善(よ)く万物を利して争わず、衆人の悪(にく)む所に居(お)る。
故に道に幾(ちか)し。

もともと理想的な生き方は、水の流れのようなものである。
水は万物に恩恵を与えながら相手に逆らわず、人のいやがる低い所へと流れて行く。

もう少し判り易くだと、
水は万物を助け育てながらも自己主張せず、誰しも嫌う低きへ低きへと下る。
水は低い所に留まっているが、その心は深く静かである。
与えるにわけへだてがない。
言動に偽りがない。
おさまるべき時には必ずおさまる。
働きは無理がない。
時にしたがって、変転流動して窮まることがない。
水と同様に、自己主張せぬもののみが、自在な能力を得るのである。

他の何も知らなくとも、老子のこのフレーズは覚えておいて損はない。
気楽(?)になれる言葉だと想う。

昼間に時間が出来そうなので、「孟嘗君」を読むのもいいだろうかと思っていたっけ、
立ったり座ったり、あっちへ行ったりこっちに来たりと、何と私は忙しないことだろう。
でも、毎日一つづつ昼間に「菜根譚」の一節を読むのは、ずっとずっと遣れている事で、
こうしてブログのタイトルにし、意味を書いてみれば、すべてを覚えるのは不可能ながら、
日々の身の処し方や節度を弁えるとか、少しでも身について行けるのじゃないかって想うね。
想像力(創造力)は、退屈が無いものだ。

「インゲン豆の日」。
1673(延宝元)年のこの日、インゲン豆を中国から持ってきたとされる隠元禅師が亡くなりました。

隠元禅師は1592(文禄元)年に中国の福建省で生まれ、
長崎の興福寺に招かれて来日した際、
インゲン豆を禅の普茶料理(精進料理)の材料として普及させました。

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