Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

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★怨霊を退散させた空海の呪術<真言密教>

2022-12-27 14:13:31 | Weblog
平安初期の僧である空海(774~835)は、我が国真言宗の開祖。
四国で修行の後、唐に渡り、帰朝後は、真言密教を国家仏教として定着させた。
空海が真言密教を浸透させた背景には、実は呪術の存在があったとされる。
特に当時の権力者である嵯峨天皇の心を掴むのに、呪術を利用したと考えられるのだ。
嵯峨天皇は即位して間もなく、「薬子の変」と呼ばれるクーデター未遂事件に直面した。
藤原薬子らが、前の天皇だった平城上皇を再び帝位に就けようと企てた事件で、
事件そのものは未遂に終わったが、嵯峨天皇は今後の政治に大きな不安を持つことになった。
そんな時に登場したのが空海だ。
彼はただちに天皇に書状を送って、国家安泰の祈祷を申し出た。
而も、その為にこれから六年間はいっさい外に出ないと宣言した。
これに感激した嵯峨天皇は、空海を重用する様になったと謂われる。
それでは空海が申し出た国家安泰の祈祷とは、どんなものだったのだろうか。
それは密教による加持祈祷である。
当時は、怨霊信仰があり、人を恨んだり呪ったりすれば、
実際に相手に悪い影響を与えると考えられていた。
人を呪う為に使われたと見られる、人形(ひとかた)と呼ばれる人間の形をした木切れなども見つかっている。
空海の加持祈祷は、そうした怨霊や悪霊を撤退させ、天皇の不安を取り除くものだったのだ。
また、空海は天皇の病気を治す為に、加持祈祷だけでなく薬も用いた。
かつて唐で学んだ際に、中国一の学僧と謂われる恵果を通じて、
日本人がまだ知らなかった科学、医術、占星術などの知識を身につけた。
嵯峨天皇に与えた薬に関する知識も、その時に得たものだと考えられている。
こうして嵯峨天皇の信任を得た空海は、次第に勢力を伸ばして行くことになる。

写真の説明はありません。
空海
 
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嵯峨天皇


     呪い あなたの知らない不気味な世界
            -生視できない恐怖儀式の数々ー
                     死霊を呼ぶ不気味な集団

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