在宅する時間が増えて、DVDで映画を観る機会が増えた人も多いだろう。
近くに映画館はあるが、DVDなら好きなときに好きな恰好でみられるし、
字幕もつけられるから(私にはここ重要)、映画館にはあまり行かない。
映画を観るなら、絶対にコメディがいい。
その傾向は年をとるにつれ、顕著になってきた。
感動するけど、重く、考えさせられる話は消化するのが大変になってきている。
正義が絶対に勝つとわかっている、ジェイソン・ボーンシリーズなどなら、よし。
私の笑いのツボも、年々、軽薄化してきている。
たとえば、日本にいたときにはくだらなさすぎて観る気にもならなかった、
「The Naked Gun(裸のガンを持つ男)」シリーズ。
今は、けっこう好き。
昔は、くだらなさすぎて顔をしかめていた場面で、「アハハ!」と笑っている。
オースティンパワーのシリーズも、昔は嫌いだったのに、今は繰り返し見て笑っている。
ここまでくだらなくはない、クラシックなコメディ映画も大好きだ。
「Nine to five」(1980年)
嫌な上司を、三人のOLがやっつけるというお決まりのストーリーだが
テンポもよくて、楽しい。
「Throw momma from the train」(1987年)
作家のビリー・クリスタルの小説教室に通う、ダニー・デ・ビートは
同居している母親の、あまりにも身勝手なのに辟易し、殺意を感じるほど。
そこで勝手に「交換殺人」を思いつくのだが・・・
「グーニーズ」に出てきた、悪役親子の母親役が、ダニー・デ・ビートのママで、憎々しくて最高にいい。
どろどろ重いのは、現実でも映画でも本でももうたくさん。
ただ「アハハ!」と笑えるのが、今の私にはちょうどいいのである。
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