繰り返し、観たくなる映画がある。
私の場合、たいていはコメディだったりする。
重くて考えさせられるような話は苦手で、正しい人が苦しむのも見たくない。
(そういう理由で「ブレイブハート」なんか二度と見られない)
クスっと笑って、観終わってからも、笑顔の残りが顔に残っているような映画がいい。
「My blue heaven」は、そんなコメディ映画のひとつだ。
スティーブ・マーティン演じるヤクザのヴィニーが、証人として裁判に立つまでの身柄保護のために、
FBIのバーニーが、とある町に連れてくるところから始まる。
口八丁手八丁で生きているヴィーニーに、くそ真面目なバーニーは翻弄されてばかりなのだが・・・
タイトルにもなっている、My blue heavenの音楽も、温かくて好き。1920年代のヒット曲。
いい映画を観ると、夫と一緒に「好きな映画トップ10」の入れ替えをする。
私のトップ3に常に入っているのは、「Plane Train Automobile(邦題は 大災難)」
サンクスギビング前のNYからシカゴの自宅に帰りたいだけなのに、ことごとく交通手段に裏切られ、
その間に出会った、シャワーカーテンリングのセールスマンと共に、大変な遠回りをしながら家路につく。
「Click(邦題は、もしも未来が選べたら)」も。
アダム・サンドラーはそれほど好きな俳優ではないんだけれど、この映画だけは別。
これを観ると、親が元気なうちに親孝行しよう、と思う。
邦画だったら、「Kamikaze girl(下妻物語)」。
ちょいしんみりするけど「Hula girl」。
コメディ以外で、繰り返し観たくなるのは、インディジョーンズシリーズと、
ジェイソン・ボーンシリーズ。
人の好みなんてものは色々で、どの映画が好きか、どれに感動するかもそれぞれ。
でも、人が口を揃えて感動した、という映画に私がまったく感動できないということもままあって、私の感性を疑われる気がして、適当に合わせておく。
「タイタニック」が、それ。
感動した、泣いた、何度も見て泣く、と人は言う。
いい話だけど、好きな人のために命を差し出すなんて、差し出されたほうの気持ちを考えてみよ、と思う。
悲しすぎて、私は二度と観たくないのだ。
映画は、いいな。
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