太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

小鳥、生き返る

2020-09-21 14:50:33 | 日記
今日はジュディスに会う日。
いつもランチをご馳走になるので、今日はおいなりさんを作っていった。

敷地に車を乗り入れると、飛び出してくるのがポーキー。
その時お気に入りのオモチャをくわえて、見せに来るカワイイ男子。
キラキラの目

アトリエで作業をしているときは、テーブルの下などで横になっていて
うっかり名前を呼ぼうものなら、尻尾を振り回してやってくる。

庭の片隅でこちらを見張っている



一緒にお昼を食べてから家に帰り、
外で水遣りしていたら、ドン、という音がして
バサバサとマグノリアの樹の間を抜けて、小鳥が落ちてきた。
小鳥はマグノリアの樹の根元に、白い腹をみせて足を空に向けてひっくり返っている。
小鳥でも小さいほうで、若い鳥なのかもしれない。
おなかが上下に動いていて、まだ生きている。

「ごめんね、ごめんね、ごめんねー!!」

2階の明り取りに作った大きな窓には、空が映りこむのか、
ガラスがあると気づかない鳥が体当たりしてしまうことがよくある。
過去に何度、小鳥のお墓を作ったことか。
小鳥を葬るたびに、心が痛む。

ひっくり返ったその小鳥も、きっとそのうち死んでしまうのだろう。
こんなところよりも、お花の咲くきれいな場所に移そうと思い、
私は手袋をして、ゴメンねゴメンね、また生まれてきてね、と言いながら
小鳥に触った。
その途端、ものすごい勢いで小鳥が180度回転し、座った格好になったので
しりもちをつくほど驚いた。

「ひー!!」

小鳥は座ったまま、つぶらな目をぱちぱちさせている。
頭に黒いトサカみたいな飾りのある、かわいらしい小鳥だ。
私は小鳥をそのままにして、家に入り、数分後に窓からのぞいてみた。
まだ小鳥はそこにいた。
あのまま死んでしまうんじゃないかなあ、と思いつつ、30分ほどしてから外に出てみた。

小鳥はそこにはいなかった。

近くを探してみたが、どこにもいない。
無事だったんだ。
脳震盪を起こしただけで、気を取り直して飛ぶことができたのだ。

今日の、うれしい出来事である。



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