goo blog サービス終了のお知らせ 

石巻白梅ししの会便り

石巻のためにできることを一緒にしようね!!

追分温泉 石巻

2019年06月08日 | 活動

 追分温泉の水柱? 湧き出ている水で作っているのでしょう。

 

 先日、前々から一度行ってみたいと思っていた追分温泉に行ってみました。

 追分温泉は石巻の北上川の北側の北上町の山奥にある温泉です。

 

 当日は別の用事もあったので、早朝5時45分頃に家を出て、車の少ない快適な道路をどんどん進み三陸自動車道に入りぐんぐん進み石巻河南インターチェンジで降りました。そこからはまだ一度も通ったことのない道路に入りちょっと心配。でもナビゲーションの通りに進んでいくと、やっと見知った道にでることができました。

 北上川沿いの道路、ちょうど大川の向かいの道です。

 しっかり舗装された道路です。このへんは東日本大震災の津波の被害は当時なかったのでしょうか?この先の方に新北上大橋があります。震災直後は橋が破壊され通行不能となっていましたが、ずいぶん前に修復されています。

 しばらく行くと、内陸に入る道路があり、曲がりました。

  

 

 このへんはちょうど大川の向かいあたりなので当然大きな被害があったことでしょう。上のような標識がありました。 

 道路もその後新たに舗装されたのかもしれません。

 

 そして、だんだん山の方に入っていきます。

 先日、テレビで北上中学校の合唱の様子についての番組を見たばかりでした。少ない人数での合唱を指導する先生の思いを受けて子どもたちが成長していく姿が描かれていました。中には福島県の方から避難してきた子がいたのですが、その子を温かく受け入れ一緒に頑張っていく様子があり、避難してきた子にとってもこの場所がとても大事な居場所となっていく様子が分かりました。

 そして、震災直後に大須小学校にいた若い元気な職員(養護教諭の方でしたか?)の方を思い出しました。

 彼女は北上町出身で当時家は流されてしまったとくったくなく話していて教員宿舎に住んでいました。確かバレーボールが得意だったような気がしますが、明るく自然体の素敵な女性でした。

 そんな温かさが育まれる地域なのかなあと感じたりしました。

 

 道々の家々は茶色の瓦屋根の立派なものも目につきました。

 

そして、だんだん道が細くなってきて、さていつ着けるのだろうかという気持ちになってきます。この辺の地名は「女川」です。ここにも女川があるのですね。

 

 それにしても、自然は本当にきれいです。道の脇には沢が流れていてその水面は様々な山の植物の覆われています。本当に澄んだ水です。せせらぎも見え、奥入瀬渓流を思い出しました。

 

 

 そして、ついに到着!

 

 

 時刻は朝7時頃。

 日の出が早いのでもうすっかり陽が昇り爽やかな朝です。木造の建物のひさしの下でスケッチをしている女性がいました。

 車が並んでいて、宿泊客もたくさんいるようです。

 案内のパンフレットや口コミなどには、「ひなびた温泉宿」とかれ「レトロな雰囲気でオアシスのような所」そして温泉は「主人のこだわりの樹齢500年のカヤの木でつくられた浴槽」と書かれています。

 そして、天然記念物に指定されているイヌワシも山中に生息しているのだそうです。

 

 日帰り入浴ということでお風呂に入らせてもらいました。(普段は10時からなのですが、私が前々から望んでやっと来れたことを話すと特別に入れてくれました。感謝!!です。)

 お料理は、これもとても魅力的で、日本料理店で修業されたご主人が既製品をいっさい使わず旬の地場産品を多く取り入れた海産物中心の豪華な料理だそうです。

 でも、これは次回のお楽しみということで今回はおあずけ。

 

 さっぱりとして、とりあえず目的は達成されて帰途につきました。

 

 帰りは少し周囲の景色に目をやる余裕ができました。

 川の反対側には広々と田んぼが広がっていました。(ここは津波が来なかったのかな?)

 

 川には船が何そうか浮かんでいました。何をとっているのでしょうか?向こう岸は大川です。人家がたくさん見えます。

 津波直後には大川小学校に至る土手の道路が破壊されていて、かろうじて一台が通れるくらい残った土手の道路の下の川淵に鉄板を強いて通路を作り一方通行にして通っていましたが、これも随分前に修復されたはずで、今はその片鱗もありません。

 そして今は、当時のことは全く感じられないようなのどかな風景が広がっています。本当にほっとする風景です。

 

 

 

 河原に、茂っている植物がありました。震災直後、ここには葦でしたかヨシでしたか良質の実用的な材料がとれていたと聞いたことがあります。今茂っているこの植物がそれであると良いのですが...。多分そうだろうと思いながら眺めました。

 

 

 帰り道、また三陸自動車を通って、今度は仙台に向かいました。

 いつもの帰り道では通らない松島インターを通過すると、以前にはなかったパーキングエリアができていました。食事所ができていたのですね。

 そこにこんなポスターが貼ってありました。

 今年(令和元年)「気仙沼大島大橋」が開通したのです。これでかなり便利になるのかもしれません。

 

 というわけで、久しぶりに、行った石巻でした。道路が新しかったです。

 

 

 ※ 追分温泉の泉質・・・金属ラジウム鉱泉で痛風・高血圧・動脈硬化・慢性皮膚病・胆石症・慢性婦人病・自立神経症・リューマチ・神経痛などに効能があるとされている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
知らなかった! (どんぐり)
2019-06-08 16:36:34
ステキな所ですねえ。知りませんでした。今すぐにでも行ってみたいなあ。自然も温泉もいいねえ。
こんな隠れ家みたいな温泉、石巻にあったんですねえ。
返信する
北上町の名物 (まつぼっくり)
2019-06-08 19:31:50
 今日、お父様が北上町出身という方にこの話をしたところ、北上町のカヤ場(ヨシの生い茂っている場所)について教えてくれました。
 北上町のカヤは高品質で京都などの文化財などに使われているそうです。
 春にはカヤに火をつけて焼き、あの広い川の岸で一面に燃える様子は見事で季節の風物詩となっていたそうです。
 県内外からカメラマン等が訪れるそうです
 また、川に浮かんでいた船は何をとっていたのかを尋ねると、それは「べっこうシジミ」というシジミで普通のシジミよりもとても美味しいものなのだそうです
 市報 いしのまき」の平成30年(2018年)10月1日号の14の記事には文化庁によって北上町十三浜の石巻北上茅場(かやば)が「ふるさと文化財」として設定されたとの記事があります。
 採取されたカヤは全国に出荷され、文化財建造物の修理などに活用されているのだそうです。
 あるNPO法人ではカヤを刈る体験活動をしており、希望者募集もしているようです
 
 こんな素敵な名所や名物があることを知りうれしくなりました。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。