石巻白梅ししの会便り

石巻のためにできることを一緒にしようね!!

長野県で石巻復興イベント

2014年05月19日 | 活動

 どんぐりさんから嬉しいお便りがありました。

ゴールデンウイークに長野県茅野市で石巻復興支援イベントのチラシを見つけたそうです。

 石巻ひまわりプロジェクトは震災直後から支援を続けてくださっているのですね。

普段私たちの目につかない所でも支援が続いていることは励みになります。

石巻の漁業もだんだん復活してきています。販路の確保が一つの課題になっているとも聞いています。このようなイベントにより販路の拡大ができることを願います。

 ひまわりプロジェクトの方々ありがとうございます!

 


大河原 大地主の館「佐藤屋邸 2」

2014年05月11日 | 活動

 前回の続きです。

これも前回と同じく2階の部屋の戸袋か何かの絵です。ブドウの絵でしょうか?藍色の濃淡がすてきです。

大河原は、仙台市から鉄道で30分?程度で行けます。たまたま今回、3日間の「佐藤屋邸」の開放の日に当たり、私は初めて拝観することができたわけです。

観光地化されていないため混雑しておらずゆっくりと味わうことができたのではないかと思います。そしてこんな素晴らしい場所が普段眠ったように存在していることがもったいないように思いました。

(当日は、大学教授をなさっている?代目の御当主が教え子の留学生の方々に英語で説明している姿がありました。コーヒーをいただきながら学生さんは熱心にご覧になっていましたよ。)

御当主は現在他の土地に住んでいらっしゃいますが、現在までこの立派な屋敷を維持するためには、それなりのご苦労をなさっているかもしれません。建物保存のためのカンパのを募っていましたが、その価値は充分にあると感じてきました。(保存会があるのかもしれません。)

 津波で多くのものを失ってしまった宮城県ですが、今まで気づかなかったこのような文化的な価値のあるものが存在していることに、何かとてもほっとしました。京都や鎌倉ではなく身近な所に日本の粋を極めた技術や芸術が息づいていることは昔を忍び学ぶための大事なきっかけになります。

未来を考える上での貴重な遺産だと思います。

ともあれ、私たちは、1階の庭園を望む大広間の続き間を拝見した後、洋間に足を運びました。その途中で見られる長い廊下の端から端までの空間。床がつるつるでてらてら光っています。

そして洋間では、小型のハープの演奏が行われる予定になっていました。大正時代の洋館の造りのようでしっとりとした落ち着きが感じられます。

2階に行こうとするともちろん木製の階段です。木製の手すりや踊り場の壁の額の絵...木の床の足ざわり...一歩いっぽがレトロで日本の行き届いた技術の賜物のようでありがたい気持ちになりました。

2階はまたまた、珍しい竹(希少な)で造られた床の間の床柱から天井、そして2階にぐるりと回された廊下とそれらの建具の見事さ..障子を通す光の柔らかさ...。中庭の植栽も見事です。私たちの年齢もものは心が安らぐ人が多いのではないでしょうか?でも子供たちや若い人たちにこそ見てほしいと思います。

「心の豊かさ」で人は力が湧いてくることがあると思います。「佐藤屋邸」はそんなお屋敷でした。

 石巻にも、私が知らないで過ごしてきた歴史的なものがあるように思います。これから少しづつでよいからそういうものに触れていければと思います。

  (ちなみに、1階の緋毛氈に座していただいた菓子も素敵でお茶も大変おいしくいただきました。)

 

 

 

 

 

 


大河原  大地主の館 「佐藤屋邸」

2014年05月11日 | 活動

 これは、ふすまの絵です。白菊が描かれていますが、明らかに手描きものと思われます。

この絵のふすまが2階の10畳以上もあろう部屋に張り巡らされています。これだけでも見事さに見入ってしまいますが、このお屋敷には一歩あるくごとに、息を飲むような装飾や細工が施されております。

 もう季節外れの話になりますが、先月、宮城県の桜の名所大河原の「一目千本桜」の道を歩いてきました。

もう桜が終わる頃とは言え、まだ観光客も多くにぎわっていましたが、それも小さく見えるてしまうような河原の広さと豊かな川の流れ、そしてどこまでも続く桜並木が心地よく、何度でも大河原~船岡の一目千本桜の地を散策したくなります。

 でも、今年はラッキーなことがありました。

たまたま、3日間限定で「大地主の館 佐藤屋」が「お休み処」として開かれていたのです。お抹茶もいただけるとあって少し探して歩いてみました。

門から玄関までの通路だけでも趣がある風情です。人があまり混んでいないところがほっとさせられます。

玄関を入ると、どこか懐かしいようなたたずまいの屋内です。広々とした玄関から続く続き間は15畳以上もあるでしょうか?造り付けの戸棚や庭に出る広い廊下..。家主の方が現在はここに住まわれていないので中は余分なものは何もなくスッキリしています。説明によると開放しているところは、当時家族が暮らす部屋以外ということでした。本当に広いのですね。

 驚くことはたくさんあり、紹介したいのですが、1度では紹介しきれません。

今日はとりあえずこれくらいにします。また、次回にしたいと思います。