日和山の下の西光寺付近
どんぐりさんからお便りが届いていました。7月の10日だったのですが、私の方がなんだかんだとあり、なかなかアップすることができませんでした。
遅くなったごめんね
さっそくごらんください。
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石巻探訪
用があって久しぶりに石巻を訪ねた。
ホテルに泊まって、初めての方々とばかりお会いする予定だったので、緊張感があって、故郷に帰ってきたような気にはなれなかった。
それと、今回は2年前に来たときと違うところを見てまわった。
前回は津波復興祈念公園や石巻市博物館などを忙しくまわったが、今回は西光寺さんにつくる「いのり大佛」様への寄付と、北上川の川岸を見るために、「いしのまき元気いちば」に行くことも目的のひとつでもあった。
① ⓶
写真① 駅前の案内板。これは石ノ森作品のキャラクターの像のあるところを示している。
(1)西光寺「いのり大佛」
写真② 右のお寺が西光寺。左の道が日和山の神社への参道で、津波の時、ここを上に上がった人たちは助かった。「いのりの大佛」様は、この道のもう少し左寄りで門脇小学校の隣に位置して見える場所につくるとのこと。
いのり大佛プロジェクトについては、前回のブログに載せた新聞記事でおわかりいただけると思うので、説明はしないが、復興祈念公園の「がんばろう石巻」だけでは津波直後と違って、津波で家族を亡くされた方がここで手をあわせるには無味乾燥すぎやしないかと思っていたところだったので、我が意を得たりという気がした。
あの看板は、津波直後の民家の便器のあった場所だったので、「がんばったじゃないか、それはそれでもういいのでは」という気持ちがあった。
その点、大仏様に手を合わせて亡くなった家族へ思いをはせるというのは、気持ちが救われ、心穏やかになるのではないだろうか。なんとすばらしいプロジェクトだと思った。いのることは生きていく人の力になる。
③ ④
③ 遺族会の言葉は特に心を打つ。 ④ いのりの大佛プロケクトの説明パンフレット
- このプロジェクトへ賛助金
1口3000円から
振込先 ゆうちょ銀行から 10160-54541061
その他の銀行から 〇-八 普通 5454106
口座名義 イノリノモリヲツクルカイ
- お問い合わせ先
いのり大佛プロジェクト 西光寺内
〒986-0834
宮城県石巻市門脇町2-8-3 ℡0225-22-1264
HP https://inoridaibutu.jimdofree.com
(2)いしのまき元気いちば
タクシーの運転手さんに、どこで夕食を食べたらいいか伺ったら、ここの元気食堂を紹介してくれたので連れていってもらった。北上川と中瀬の石ノ森萬画館を眺めながら2階から入ったら食堂だった。5時過ぎていたせいか、お客は誰もいなかった。帰るまでには何人か旅人がきたが、団体仕様にしてあるので、部屋は広かった。
HP いしのまき元気いちば (genki-ishinomaki.com)
元気御膳を食べたように思うが、特にみそ汁がおいしかった。
⑤ ⑥
⑥ 東を眺めると、川向こうとの間の中瀬に、石の森漫画館が見える。その右に旧石巻ハリストス正教会教会堂が小さく見える。
⑦ 1階は元気いちば。昔よりかなりデザインが進歩した色とりどりの商品が並んでいた。ここで名古屋へのお中元を発注・今が5時過ぎているのに、クール便で明日の午後には着くという。すごいねえ。
(3)街中ぶらり
少しだけ、周りをぶらついた。もとサルコヤだった店はシャッターが降りていた。津波の後、売り物だったアップライトピアノが泥にまみれて道に出されていたっけ。
サルコヤの南の壁面に、赤いお稲荷さんの祠があって、りっぱなズッキーニが供えられてあった。
「人とアーカイブの交差点」では「73年前の石巻&宮城」という米軍医師が当時撮った写真の写真展が催されていた。
- 同時開催:
①震災前の住宅地図閲覧 ②津波流写真閲覧 ③郷土史資料閲覧
- 展示期間:
第一期 2024年5月17日(金)~8月19日(月)
第二期 2024年8月30日(金)~10月14日(月)
開館時間 10:00~17:00(休館日 火・水・木曜)
- 会場:人とアーカイブの交差点
(石巻市中央2丁目8-2 ホシノBOXピア)
- お問い合わせ:
特定非営利活動法人 石巻アーカイブ
HP 1951panhu.pdf (ishinomaki-archives.com)
閑散としたたちまちの街通りを歩いていたら、めっけ!!
「石巻学」の編集者の大島幹雄さんがよく石巻に来て講演している場所を見つけた。ラ・ストラーダ。
7月は7月30日。
⑦ ⑧
HP スケジュール詳細 | La Strada(ラ・ストラーダ) (la-strada.jp)
2024年7月30日 火曜日
「弁護士布施辰治」 ・時間 開場 18:00 開演 18:30 ・入場料 ¥1,500
出演
案内人:大島幹雄 (石巻学プロジェクト代表)
ゲスト:伊藤匠 (石巻市博物館 主任学芸員)
*入場者数を制限する場合があります。
来場予定の方は早めにご予約をお願いします。
予約・お問い合わせ ℡0225-94-9002
さあ、今年いちばん石巻が盛り上がるのが、この川開きだろう。
みんな待ち遠しいことだろう。
ひとつ気になったのは、せっかく石ノ森萬画館があるのだから、こどもたちに絵を描かせたり、漫画家をよんで漫画を描かせたりする場、または競う子供たちの場(大会など)があってもいいのではないだろうか。
博物館の企画で武蔵野美術大学の学長さんが子供たちに絵の指導をするという企画があったが、新しい石ノ森章太郎や新しい高橋英吉を生む企画が足りないのではなかろうか。
若者が石巻から出ていくことを嘆くだけではなしに、そういう子供たちが羽ばたく手助けをしてあげるのも、石巻の役目ではないのだろうか。
それこそ20年後、30年後の石巻のためになると思うのだが。
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どんぐりさんありがとうございます。今回は少しゆっくりできたのでしょうか?石巻の川開きは終わってしまいましが。花火の他に様々な催しがあり楽しそうでした。花火はかなり真近で見られるのが魅力の一つのようです。