石巻白梅ししの会便り

石巻のためにできることを一緒にしようね!!

かきあめ

2019年03月26日 | お便り

 

 

どんぐりさんからお便りが届きました。

何か美味しそうな予感がします。それではどうぞ!

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寒暖の差が激しい気候が続いていますが、ようやく東京は桜の開花が告げられました。

忙しくてうつうつと家にこもってばかりいたので、きょうは気持ちを切り替えようと、池袋に行ってきました。

宮城県のアンテナショップが池袋にあります。

石巻の笹かまと、仙台の萩の月が食べたいなあ、あるといいなあと願いながら立ち寄りました。

石巻の白謙のかまぼこはいつもあるのですが、萩の月はいつもではありません。

運がいいことに、きょうはありました。冷凍しておこうとたくさん買いました。

今日は名取市フェアで笹かまとかお菓子とかいろいろ売っていましたが、大きな声で名取のお菓子どうぞとか叫んでいたお兄さんが、「名取市役所ですよ」と間違って叫んでしまい、みんな大笑いしていました。「いつも言っているのでうっかり出たね」。なるほど、市役所から派遣されて地元の名産品売っていたみたいですね。市役所職員の出張販売とは珍しいこと。

レジに並んでいてひょっと近くの棚を見たら、懐かしい「かきあめ」があったのです。少ししか入ってなくて120円だったかな。 

震災後ずっと気になっていた飴だったので、すぐ購入しました。

私が石巻にいたころは門脇小学校前のバス通りに面してお店がありましたよね。正確な位置覚えていないけど、その時お店は新しかったと思いましたが。

店主は福田さんと言いました。私が小学生のころ、20代だった娘さんがローマオリンピックの陸上に出られて、小学校で、壮行会かなにかをして、その方がご挨拶されたのを覚えていますよ。まつぼっくりさん覚えていませんか。

すごく身近なところの方がオリンピックにというので、鮮明に記憶に残っています。

で、今回買ったあめには説明書が入っていて、途絶えていた飴を珈琲工房いしかわが復活させたとのこと。

飴の形が牡蠣の殻でなく丸いボタンのような形になっていましたが、味はあの味でした。味。懐かしくて、懐かしくて……。これぐらいの大きさでこれぐらいの数だと、石巻を知ってもらう名刺代わりに配れるかなと思いました。                     

  

 

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 どんぐりさんありがとうございます。

 久しぶりに聞く懐かしい名前です。子どものころは何気なく食べていた飴でしたが、確かにコクのあるしっかりした味わいのある飴でしたよね。

 あの牡蠣の殻の形が特徴でしたが、それは復活するにはとても大変な形だったのですね。型が流されてしまったのは残念でしたが味がまた復活したのは本当にうれしいことです。

 石巻のおみやげとしてちょっとしたものをと思っても、この頃はちょうど良いものが見つからずにいましたが..。「サンファンバウテスタ号」のクッキーはちょっとどこでも買えるというわけでもなく(実家の近くではないので)。保存にもちょっと気をつかうし...。昔「遠島(としま)饅頭」という美味しい饅頭があり、重宝していたのですが、もうしばらく前に製造が中止になって不便に思っていました。これからは、この「かきあめ」が気軽に使えそうな気がします。

 アピールポイントもたくさんありますね。

① 「忙しい現代人の疲労回復」

   牡蠣には、栄養ドリンクの主成分としても知られるタウリンが豊富に含まれている。タウリンは疲労回復とスタミナの増強に効果があるから忙しい現代人に嬉しい。

② 女性の貧血防止

   石巻の牡蠣には、山海の恵みに育まれ、鉄分、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルがたくさん含まれている。女性、特に妊娠期に不足しがちなミネラルの供給源として優秀。

③ 風邪の予防と健康維持に

   免疫力の向上と代謝の活性化に有効な亜鉛。牡蠣は他のどんな食品よりたくさんの亜鉛を含んでいるとのこと。もし、亜鉛が不足すると味覚異常や低身長の原因になってしまう。

このようなことがパンフレットには書いてあります。

 

 製法についても書いてあります。

 石巻湾の中は、宮城の森から川によって運ばれた豊富なミネラルをたくさん含み旨味と滋養効果に優れていて、その牡蠣のエキスに加えて味を整えるための塩は石巻の海でとれた金華塩です。

 金華塩昔ながらの製法にこだわった、海水をじっくり時間をかけて平窯で煮詰め最後に天日に干してつくられる。ミネラルが豊富でほのかな甘みを感じさせる優しい味が特徴。

とのことです。

 ところで、元祖「かきあめ」は門脇小学校の近くの商店で作られていたのですね。

 福田さんが、ローマオリンピックの選手として参加するということが、朝会の時紹介されたことはよく覚えています。

壇の上に立って何かを話しましたよね。低学年か中学年の頃のことのように思いますが...。はるか遠くの世界の話のように感じてはいました。

 でも、その方と「かきあめ」との関わりは全く知りませんでした。

 7年9か月ぶりの「かきあめ」の復活!!

 ぜひ、早く味わいたいと思いました。

 

 

 

 


魯迅ゆかりの地 仙台観光に!

2019年03月09日 | 活動

  仙台市博物館の魯迅碑

 東日本大震災から間もなく8年間ということで、最近は関連のテレビ番組も多く放映されています。

 被災各地では、それぞれ追悼行事等の準備が進んでいます。

 

 そのようなイベントとは別に仙台やおそらく石巻やそれぞれの被災地では、被災後復興のための様々な活動がたゆみなく続いています。

 その一つとして、観光地としての価値を高める活動があります。

 

 最近の河北新報の記事によると、仙台市は、魯迅(1881~1936)が仙台に留学時代に暮らした青葉区米ケ袋の下宿跡地を買い取り「魯迅記念広場(仮称)」を整備するそうです。完成は2021年の予定、足跡をたどる案内板などを設置し、魯迅ゆかりの地を後世に伝えるとのことです。

 広場を整備するのは東北大医学部の前身、旧仙台医学専門学校で学んだ時代の下宿「佐藤屋」跡地。東北大片平キャンバス西側にあり、眼下に広瀬川を望む場所で、現在は元地権者が暮らした木造2階建ての建物が残っているそうです。

 魯迅が下宿した当時の建物は今はありませんが、跡地はゆかりの地として名高く、魯迅を尊敬する仙台の中国人留学生や中国人観光客らが数多く訪れるそうです。

 魯迅は1904年から1年半、旧仙台医学専門学校で学び、佐藤屋に下宿したのは数か月でしたが下宿を営んだ佐藤喜東治氏から3代にわたり魯迅の子孫との交流が受け継がれていたそうです。

 市は17年に土地と建物を取得、広場整備の基本計画は本年度内に策定、5月ごろに建物を解体して更地にしてあずまや、ベンチ、魯迅の解説板などを設置し、20年度に工事に入り21年度に利用を始める予定です。

 東北大片平キャンパスには、魯迅が学んだ旧仙台医学専門学校の階段教室(6号教室)が残っており、市博物館には初めの写真のような魯迅碑があり、市は記念広場の整備後、ゆかりの地を巡る観光ツアー等を検討するそうです。

 仙台のシンボルの青葉山や広瀬川の景観の中で、また一つ歴史を垣間見る機会が増えるということですね