石巻白梅ししの会便り

石巻のためにできることを一緒にしようね!!

「ジョーの庭は水仙が満開ー近頃のジョー君」   メロリンさんからのお便り

2017年03月14日 | お便り

 

  

   メロリンさん自宅の庭の水仙                             メロリンさん宅の隣の土地

 メロリンさんから近頃のジョー君についてのお便りが届きました。

 以下、紹介いたします。

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  今シーズンの飛来でジョー君は、3年目、3度目の飛来である。近頃のジョー君は寝床を変えてしまったらしい。そのせいで行動が前シーズンとは少し違っている。以前の寝床は隣の空き地の藪の中らしかった。夕方になるとテラスの窓を横切ってシューッと低空飛行して寝床へ向かっていたものだった。今ではそれがない。何故かと思い、よく見ると藪地にあった数本の雑木が全て切られている。     

  昨シーズンは、辺りが薄暗くなるとシュンとした姿で雑木の枝に止まるジョー君を見かけていた。体を膨らまし、まるでしょんぼりとしていて、1日の疲れを癒してこれから寝床へ入る様子である。お疲れさん、お休みなさいと声をかける私がいた。

 あ~ぁ、今シーズンはどこが寝床か全くわからない。どこか近くにあるはず。         

 我が家を挟んで空き地の反対側には、森を広範囲に伐採して建築されたばかりの新しい身障者施設と老人ホームがある。広い駐車場もできた。この一年で辺りの風景があっという間に様変わりをしてしまったのだ。

 私の心配は的中している。このようにして貴重な自然が破壊されていく。私にはどうする力もない。

    最近、我が家の庭で時おり見かけるジョー君は、こここそは我がなわばりとばかり、堂々とのんきにたたずんで行く。しばし枝から枝へ飛び跳ね、又どこかへ飛んで去る。真昼のジョー君の姿にいつも心が微笑む。肌寒い日にも暖かな日射しが差す。

 このジョービタキはジョー君に間違いない。毎年続けて、ジョー君が飛びげりで頑張って勝ち取ったジョー君の縄張りに他のジョービタキがやってこられる訳がない。残念ながら今では、ジョー君は窓に飛びげりをすることはめっきり無くなった。

 以前は朝七時半になるとやってきて跳び蹴りを始めていた。

 そして、1日に何度もやって来てせっせと飛びげりをしていた。10回、20回と数えて私と家族は笑いこけ楽しかった。

  最近、ジョー君を見たのは2月22日午前9時。おでかけ前の忙しい一時でした。3月9日午後2時半。電話の途中、庭木に止まったジョー君を家の中から眺めながら話しを続けました。

  このように、私はそれなりに忙しく、留守も多く、一日中ジョー君を待って今か今かと観察している訳にもいかず、いつも偶然の観察なのです。石巻への里帰りも多く、家を離れるときは、ジョーはまだ日本にいるだろうか?もうそろそろあちらの大陸へ渡る頃だろうか?と思いを馳せます。この春は最後に見かけるのはいつになるだろうか。

 こんな調子でジョー君を三年間観察してきて、一つだけ私の中で府に落ちた点がありました。

 それは、どうして鳥インフルエンザがいつも同じ県で発生するのかということです。鳥インフルエンザウィルスはいつも、同じ渡り鳥によってどこかの国の同じ地点から日本の同じ地点に結ばれているのだろうと想像してとても府に落ちています。私は一人で想像してしまい一人で府に落ちています。

 私には医学的な技術がないので、なんにもできませんが、鳥インフルエンザウィルスをぜひぜひ地球から撲滅したいものです。

 私の想像は単なる女の勘であり、皆さま方には科学的な自己判断をしていただきたくお願いいたします。

 

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 メロリンさん、ありがとうございました。

 なんだかジョー君が私の目の前にいるかのように目に浮かんできました。私もジョービタキに少し詳しくなったような気がしています。

 ところで、ジョー君は一体いつ頃日本を離れるのかと思い、調べてみました。

 https://www.torimikke.net/  「見つけて渡り鳥B (公益財団法人 日本野鳥の会)」のホームページで調べました。

 すると、ここでは、日本各地の渡り鳥の飛来目撃情報を募集していることが分かりました。それらのデータを集めて変化や傾向等について分析しているとのことです。

 そのブログもあり、ちなみに第1回目の内容はジョービタキでした。各地から寄せられた情報により、分析した結果、近年は以前に比べて飛来する時期が遅くなり、離れるのが早くなっているとか....。これは、地球の気候と密接に関係があるのでしょうね。

 メロリンさんもできたらぜひ知らせてはいかがでしょうか?ただ、ここは鳥インフルエンザとは直接関わりはないかと思いますが、でも飛来情報の他に自分の考えも伝えてみたら、面白いかもしれません。

 もう、今頃は、ジョー君は旅立っていることでしょうか?本当に小さな身体で海を渡っていく野鳥の姿は素晴らしくもあり、厳しさも感じさせられます。

 大自然の営みの中、ジョービタキや渡り鳥は厳しくも逞しく生き抜いているのですね。