大河原 「桜祭り(?)」の土手の桜の並木道
桜の便りが毎日聞かれるこの頃、宮城県にも桜前線はきています。
今回は、夜に出かけました。
夜19:08発の東北本線に乗って、30分強で大河原駅に到着!歩いて5分程で会場に到着。
夜に行くのは初めてなので、時間的に心配でしたが全く大丈夫でした。
程よい賑わいが、ライトアップされた土手の桜並木と河原の水際の方にこれもずらりと並んだ夜店の列!!(見事です。)のあたりに広がっていました。
「さすが!一目千本桜の屋台!!」という感じです。(屋台だけに関心しているわけではありませんよ。)
河原はあくまで広く続いているので、一般的な花見のための場所取り等は必要ありません。
土手は4~5mはあろうかという高さなので、みな思いおもいに腰を下ろし眺めています。
満員になるはずもない広さなので、ゆったりと自分のスペースでくつろぐことができます。
また、上るための階段とは別に隣に幅広い(10mくらい?)階段がありそこに腰かけて桜を眺められるようになっています。私たちも夜店で買った焼きそば等を、そこに座って賑わいと桜を眺めながらいただきました。
ところで、その日はもう遅いので夜桜鑑賞だけしかできませんでしたが、広告により、大河原近辺の観光スポットで新たな発見がありました。
それは、「白石城」についてです。
白石でも、県下でいち早く桜の祭りが開催されるということ、そしてその他の行事もいつ行われているかを知りました。
白石城は、東日本大震災で1億円以上の被害を受けたのですが、国からの補助金が出ないため、市の財政や募金・寄付金等により修復を行ったのだそうです。
白石に住んでいた片倉小十郎は有名ですが、「白石城」はそれほどには耳にはしていませんでした。
ところが、現在のNHKテレビ大河ゴラマ「真田丸」の放映によって、白石と真田幸村との関係がクローズアップされてきました。
真田幸村は、大阪夏の陣の際、落城直前に敵である徳川方の伊達家臣、片倉重長(片倉小十郎の嫡男)に女児阿梅(おうめ)を託したということです。そして戦後、重長は幸村の遺児(大八、おかね、阿菖蒲)も引き受け、密かに白石城二の丸で育てた。
阿梅は成長して重長の後妻となり、大八は伊達家に召し抱えられ片倉四郎兵衛守信と名乗った。
阿菖蒲(あしょうぶ)は伊達家家臣・田村定広に嫁ぎ、おかねは早逝した。
とのことで、白石は真田幸村ととてもゆかりがあるのです。 白石市には、真田家ゆかりの地が多いそうです。
現在の白石城としては、遺構の石垣、築城門、塀の他、再建造物の三階櫓、門、塀があります。
写真を見てぜひそのうち訪れてみたいと思いました。
行事としては、次のものがあります。
○ 元日 天守閣から初日の出を拝む会
○ 4月 白石城桜祭り
○ 5月 片倉鉄砲隊火縄銃・城の会
○ 10月 鬼小十郎まつり
○ 大晦日 除夜の鐘を鳴らす会
ということで、白石城や白石市は、今や(もう少し経ってからかな?)新たに観光スポットとしての価値がとても高まっているのではないでしょうか?(もともと、「知る人ぞ知る」だったとは思いますが、ミーハーにも魅力的な土地ということになるのではないでしょうか。)
白石城についてのページ www.shiro-f.jp/shiroishijo/
ともあれ、観光地というと人が多く疲れることが多いのですが今回のお花見は、空気も澄んでいてゆったりとした雰囲気の中、幻想的であくまでもきれいな桜の満開の並木の下で、すっかり心も洗われて余韻の残るステキな時間となりました。
みなさんにもぜひ味わってほしいと思いました。
ところで、肝心の石巻の桜ですが、今週の16日(土)17日(日)が見ごろのようです。ニュースによると、この2日間に限って桜のライトアップを行うとのことです。
震災後5年が経ち、市民の要望もあり震災後初めてのライトアップとなるとのことです。
きっと多くの人の心を和ませてくれることでしょう。嬉しいニュースです。
(ちなみに、私の住んでいるあたりは仙台の北の方なので、やっと五分咲きというところでしょうか?車で行き来していると桜前線の進み具合よく分かります。)
(桜の話題なので、遅れないうちにとアップします。)
左に夜店の屋台の行列 右にライトアップされた満開の桜..。これがズーと続くのです。
大木も多いたくさんの木
銀河系の星空のよう。
屋台のメニューも工夫されています。