石巻白梅ししの会便り

石巻のためにできることを一緒にしようね!!

仙台の5月   秋保のおはぎ

2016年05月28日 | 紹介

    「佐一のおはぎ」

 先日三重県で「伊勢志摩サミット」が開催されていましたが、それに先立って仙台では 5月20日にG(先進7か国)の財務相会議が仙台の秋保の「ホテル佐勘」を会場に開催されました。

 開催日に向けて仙台駅ではごみ箱が撤去され、コインロッカーも使用禁止になりました。(この状態は、伊勢志摩サミットが終わる最近まで継続されていました。遠くから来た方は荷物を持って歩くのは大変ですと話していましたが、昨今の世界情勢からするとここまでしなければならないのですね。)

 会議に先立って前日には国際センターで「歓迎レセプション」が行われました。その時でしょうか、仙台の名産等が紹介されていたようです。

 その日同会場で高木復興相と岩手・宮城・福島の3県の知事が合同記者会見をしました。復興相からは震災の避難者の数が地震発生時の47万人から17万人以下に減ったこと、インフラの復旧がほぼ完了したことをあげ復興が着実に進んでいること、福島県の空間放射線量は多くの場所で諸外国の都市と同じ水準であると伝えられました。

 達増氏は岩手の美しい自然、内堀氏は高評価を受ける福島県のお酒を、村井氏は被災地の経済再生のため企業誘致による製造業集積を進める考えを示しました。

 さて、はじめの写真は秋保にある「佐一商店」で販売されている「おはぎ」です。

 「佐一商店」は普通のスーパーで広さもそれほどありません。でも、その売り上げは素晴らしく、しかも販売されているお惣菜やおはぎ等は美味しくて安くて、おはぎについては、お客様が自分の孫に食べさせたいという要望に応えて作ったものだそうです。安全性も高いのです。

 その商売の精神が著されている本も出版されており、その商法を学びに日本各地からかなりの数の企業から見学に訪れるというお店です。

 特におはぎは有名です。お米の上の餡の量の厚さをご覧ください。本当にたっぷりです。しかも添加物は含まれておらず味も甘すぎなく小豆本来のふんわりとした優しい味です。「美味しく召し上がるようにその日の内に食べてください」とのことです。

 さて、このおはぎはとても人気があり、仙台駅でも曜日限定時間限定で販売されています。

 地域の名産を中心に販売している小さなお店で木・金・土限定で11時かrということなので、久しぶりに買いに行きました。 

 11時前から並んでいるかもしれないので、早めに行き10時過ぎにお店に着くと準備をしているところで、実際に販売が始まったのは11時でした。

 私は1番に並びすぐに2番目の人が並びまた、次の人が並び...と30分以上前からどんどん並ぶ人が増え、近くの階段にも続き増えていく一方です。販売が始まったころには最後尾が見えないほどでした。やっと販売が始まる頃には予定の 2パックだけ買うのは惜しいような気持ちにがて3パックを買いました。

 聞くところによると、いつも1時間もしないうちに完売するとのことでした。(その日は400パックは並んでいました。)

 その他のお惣菜は直接秋保に行かなければならないようです。

  アドレス

http://tanoshimutameno.com/akiu-ohagi-2857

                

    秋保に住んでいたことがありましたが、秋保は本当に山菜が豊富なところです。

 山菜取りに連れていってもらったことがありましたが、そんな時コンクリートの上に蛇が寝そべっていたのに驚いたものです。今でもいるのでしょうか?うるいやこごみその他の山菜の名前を覚えました。

 東日本大震災の後、日本に来る外国人観光客は震災前より増加したと言われますが 東北地方に関しては、まだ震災前の水準に戻っていないそうです。

 日本の中の東北の良さ どんな形で世界の人達に魅力を伝えていけるのでしょうか。

 東北・宮城の「知る人ぞ知る」魅力を、もっと多くの人たちに知ってほしいものです。

 

 

 

 

  

 


仙台の5月  ・・・青葉祭り

2016年05月25日 | 紹介

 

          青葉神社   

  仙台の5月は「青葉祭り」でにぎわいます。

 今年もたまたまお祭りの会場に出会いました。

 はじめは、5月14日土曜日、一番町付近ですずめ踊りの唄やお囃子が聞こえてきました。一番町を踊りながら進んでいるのでしょうか?音だけでしたが。賑やかで軽やかな雰囲気です。

「ああ、今年も青葉祭りが始まるんだ!」と気づきました。

 そして、2度目は、翌日2番丁の通りの車道を通る時、交通規制が敷かれて警官が出ている姿を見た時です。

 ちょうど、2番丁通りの車線を規制して武者行列(甲冑武者隊)が通過していくところでした。

 鎧に甲冑をつけた戦国武将が大将を先頭に旗さしものを掲げながら歩いて行きます。伊達戦国家臣団、伊達成重、サン、ファンバウティスタ号の船のへさきの模型を備えた支倉常長遣欧使節、そして、甲冑武者隊の行列には、岩出山武者隊、片倉武者隊、上杉武者隊等の他に今年は、六文銭の赤い旗さしものを掲げた真っ赤な甲冑の「上田城隊」もありました。隊列には子ども達も交じっていてなかなか楽しい雰囲気です。それぞれの大将の兜の形や鎧の種類等にも目を向けると大人でも楽しめそうです。行列の中には伊達家の現在の当主の方も参列しておられます。

 私は、じっくりと眺める状態にはありませんでしたが、沿道に陣取って見物していたらさぞかし見事なことだろうと思いました。

 乗車中だったため写真を撮ることができなかったのが残念でした。

 その行列の一部の写真が載っている ホームページをご覧になってその様子を想像していただければと思います。

 アドレス    http://www.aoba-matsuri.com/index.html     

 また、青葉祭りでは恒例の「すずめ踊り」。

 小さな子どもも楽しく踊れる活発な踊りです。仙台の踊りとして定着しています。

 仙台では、いくつもの「すずめ踊り」のサークルがあり、日ごろ練習を続けています。様々なサークルが次々に続き踊る様は本当に賑やかで、市民の祭りという感じがし、祭りを盛り上げています。

 (ただ、ある人は高齢になって踊るのは大変なので、太鼓に変更したとかいう話も耳にしました。岩手のさんさ踊りや山形の花笠踊りのように飛び跳ねなくても踊る方法があればもっと多くの人が気軽に参加できるかもしれないと思ったりしました。陰の声です。)

 それにしても、こんなに賑やかにお祭りができるようになったのは、嬉しいことです。当日沿道で見物した方々も大満足だったようです。

 前日、和服姿で「青葉能」を観劇に行った知人もいて、何かのどかな日々が戻ってきたような5月のひと時でした。

 5月の仙台も素敵ですよ。

  青葉祭りは今度、ゆっくり見物してみたいと思いました。

  熊本地方のみなさんは、今はとても大変な日々だと思いますが、被災地からも様々な形で応援をしています。 

 東松島市からは、あの時(東日本大震災による被災直後)に真っ先に支援に駆けつけてくださった熊本の職員の方が被災されたと聞き、すぐ支援に行ったということを報道で知りました。当時のノウハウを生かして支援を進めているということなので、嬉しく思っています。

 あちこちで、熊本地震の支援の募金を募っていますが、もちろん石巻でも子だもたちも募金を呼び掛けているというニュースをいち早く聞きました。

 熊本城の修復に向かう作業も始まったようですね。

 少しづつかもしれませんが、頑張っているうちにきっとまた穏やかな日々が戻ってくると思います。

 仙台や石巻のように。

 

 

 

 

 

 

 


石巻のネコちゃんのためにも―久世アキ子さんのチャリティーバザー―

2016年05月02日 | お便り

 どんぐりさんからお便りが届きました。

 さわやかな5月の風をはこんでくるような写真がいっぱいです。

 以下、紹介いたします。

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石巻のネコちゃんのためにも―久世アキ子さんのチャリティーバザー―

 

ゴールデンウィーク前半の4月30日(土)、東京都西東京市の北側、西武鉄道の保谷駅を出て5分ほどのあらやしき公園の周囲で、春秋恒例のネコのためのチャリティーバザーが行われた。前日の強風がうそのように、美しい青空のもと、公園にはこいのぼりが泳いでいた。その公園は下が自転車置き場なので3mほど地面より高くなっているが、その周囲のサクラの並木の下で、木洩れ日のほどよい光と風の中でいくつかのネコの愛護団体によるバザーのコーナーがそれぞれもたれていた。いずれもノラネコに去勢手術を受けさせたり、里親探しをしたり、エサをやってノラネコが周囲の人とトラブルを起こさないよう活動している団体だ。10時になってバザーが始まると、品定めする人と売り手とで、次から次に品物が売れていく。不用品といっても、使われていない品物も多く、お買い得の値段。

 

呼びかけたのはネコのイラストレーターの久世アキ子さん。

地元でノラネコに去勢手術を受けさせたりエサを与える保護活動を続けてもう十数年になる。いやバザーがそれくらいだから保護活動はそれ以上かもしれない。

 

 久世さんの元には、震災後石巻から引き取られた2匹のネコもいる。2013年9月、石巻のNPO法人「アニマルクラブ石巻」http://a-c.sub.jp/ の代表阿部智子さんと、映画『犬と猫と人間と 2 動物たちの大震災』http://inunekoningen2.com/ 監督の宍戸大裕さんがわざわざ届けてくれたという。この宍戸さんは名取市の方のようだ。連れてこられたのは、震災後増えたノラネコから生まれた2世の赤ちゃんネコだった。アビシニアンの混血のようなきれいなベージュ色のスリムなネコたちとのこと。ルルとナナと名付けられて久世家で大事に育てられている。

バザーの売り上げの一部はいつも石巻にも送られている。

久世さんの話では、田代島ではネコと人は共生しているそうだが、石巻の他の場所ではそうではないと聞いているとのこと。西東京市の地元でも、そんなにいいことばかりではないのだから石巻もそうだろうなあと思う。

わが家のイヌも、実は保護犬2代目で、千葉県の愛護団体の方から譲り受けたもの。その団体は愛護センターの掃除と里親探しをしていた。ネコもイヌも保護していた。

このように動物の命も人間の命と同じように大事にして活動している人たちには、本当に頭が下がる。同時に、イヌやネコを飼う人たちには、生き物を飼うということが、どんなに責任が重いことかを知ってほしいものだ。

 久世さんがため息をついた。「また地震が起こって、寄付を送るところが増えてしまった」

仕方ないね、久世さん。できるかぎりでいいから頑張ってね。

 

久世アキ子(くぜあきこ)とソクラテスの部屋

http://members2.jcom.home.ne.jp/batysocrates/room.html

 

 

 

おまけ

翌日、八百屋さんに行ったら熊本のスイカを売っていた。

 テレビで、震災後急いでスイカを出荷しているところをやっていた。あれがこのスイカかと思ったので、支援のつもりで買うことにした。すごく大きいんだよね。包丁入れたらあちこちに配って初ものをいただくとするか。

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 見事なスイカですね。おすそわけいただけないのが残念です。仙台では、まだ見かけません。