当研究所も静かな年明けを迎えた。
暮れにはあの少年たちとクリスマス会をした。
3つの謎を解明してそこそこ納得した彼らは、今は静か。
謎解きの楽しさを知るのと同時に、人々の暮らしを覗く傲慢さも感じたらしい。
若くしてそれを知るとはなんと賢い。羨むべき成長。
彼らはもっと広い視野で自分たちにできることを探している。
その一助になったのだとしたら光栄だ。
猫たちは日に日に可愛くいたずら上手に育っている。
うわーっ と驚いたり、にやつくほどチャーミングだったり・・・
こんな小さな箱を選んで入ってみせる愛らしさ。
子猫が育つことを考えると、箱だけじゃなく、この部屋も手狭になる。
先々を考えずに暮らしてきたこの生き方は気に入っている。
それ以上に、猫たちの命を預かる責任感も出た。
猫たちに人としての生き方を教えられたのか。
「猫の手研究所」のあり方を考える時が来た。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます