小さな文字を見続けることが続いている。
視力だけでなく、気力が追いつかなくなる。
その場を少し離れて公園をゆっくり歩く。
整備された公園は、健やかに伸びた木の枝が元気いっぱい。
今、まさに葉っぱ天国。大好物。
聞こえてくるクラクションは大きな鳥の声。
子供たちのはしゃぎ声は小鳥のさえずり。
時々野良猫たちがこちらを見てくる。
ごめん、何もあげるものはない。
本当の森は怖くて歩けないんだろうな。足元も危険がいっぱいだろう。
擬似森を歩き、擬似言葉に対峙する日々。
それでも自分は自分 と頷いている。