心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

「猫の手研究所」 通信 64

2022-09-05 23:54:39 | 記憶のかけら

南納が少年たちと一緒に出て行くのと同時に、無宇が部屋に入ってきた。

アレ ?  って顔をしてる。ひょっとして、行きたかったのかな。

少し寂しそうに見えるのは気のせいかな ?

取材は少年たちに任せて、こちらは別の依頼に取り掛かることにしよう。

ふみさん探し以来、御近所さんとの交流も多少広がった。

ちょっとした困りごとも引き受け始めた。

「猫のいるナントカ相談所」と言う呼び名まで登場した。

それは違うと思いながらも ご近所さんが親しみを込めて呼んでくれるのはありがたい。

依頼の大半は手続き書類の書き方を教えてほしいというもの。

パソコンで情報を取れるものは事務所内で処理できる。

多少ややこしいものだけ、問合せ作業が発生する。

お礼に と色々なものが届くので、食事事情がよくなってる。

猫の存在も、心の安定を保ってくれる。

猫が今の細やかな幸福感を運んでくれている。