心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

文様の話 「縞」

2021-11-12 22:40:39 | 美術

横断歩道の路面表示。いつもお世話になってる。

これを模様としてみると「縞模様」。

縞模様は布を織るときの糸の配列として馴染みがある。

細い縞と太い縞の漸増漸減でできるのが「滝縞」。無規則なのは「矢鱈縞」。

横断歩道の縞模様は「棒縞」。縞の幅が一律。

なぜか規律正しい縞模様は目につきやすい。

ストライプとかボーダーというと服飾関連ぽいな。

ところがこの「ボーダー」という横縞を指す使い方、日本限定らしい。

だよね。だって、布の状態ではみる方向だけの問題だもの。

というより、さすがファッション系は表現に個性がある。

そもそも布の織り方から「縞」という言葉が生まれたのなら納得の個性。

ふと、横断歩道をボーダー柄の群れが歩いてる様子を思い浮かべた。

ラグビー選手がユニフォームでお弁当の買い出しに走ってる なんてね。