道を少しだけ変えると、もう知らない世界になる。
この神社、初めてだぞ。
住宅に追い詰められて縮小したらしい。
脇の石碑に350年程前に「建立された」とある。
当時は普通の江戸の村だったのだろう。
多分木造の建物だった。
縮小された分頑強になったに違いない。
整備されている様子から、守神として大切にされていることがわかる。
建立当時の人々は、どんな思いでこの鳥居を潜ったのか。
望むものは私たちと似ているのだろうか。
しばらくここで妄想に浸ろうと思った・・・が
小さなウィーンという羽音で覚醒した。
やばい。蚊の餌食になってしまう。
何百年前も同じだったかもしれないと思いながら、速攻退去した。