心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

セピアの世界 その3

2021-06-04 21:31:14 | 美術

低彩度のセピアの世界では白に近い明度が最強。

鋭さも勢いも白との混色で自在になる。

彩度が人の認識を左右することが多いので、その逆の効果が狙える。

モノクロの写真に共感しやすくなるのと同じ。

ない色を、自分の経験と知識で補っていくから、共感しやすい。

個人の世界に引き込みやすいというメリットがある。

洋服の選び方にもこの理屈を採用している。

白・黒・グレーを基準にしていると いいことが2つある。

ひとつは合わせ方が楽ということ。

上着が色に左右されないのは大変ありがたい。何より経済的。

靴や鞄は大概使い回しが効く。

つまり、入れ替えをしなくていいので忘れ物がなくなる。

いつも同じような格好をしているようにも思うけど、こんな楽は譲れない。

自分から色を出さず、人に色を感じさせるというのも楽だし。

なんか、言い訳セピア談になってるな。