心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

北川民治の肖像画

2019-05-20 23:32:49 | 美術

「ラテンアメリカ探訪」展を見た。会場は異国情緒漂う展示に加え、スペイン語が飛び交っていた。

これは Fさんの版画コーナー。

Fさんは、エルサルバドル、グァテマラ、エクアドルなど、未知の世界を知らせてくれた人。

何年もチャリティーバザーを一緒にさせていただいて、本当にありがたかった。

ほとんど日本しか知らない者にとっては、びっくり箱みたいな人だ。

その行動力と発信力は並外れている。会うたびに力をもらえる。

展示の中に、ホセ・メヒヤ・ヴィデスというエルサルバドルの画家の絵(複製)があった。

北川民治を描いたものだ。民治がメキシコの絵画に大きな影響を及ぼしたことは知っている。

その民治がエルサルバドルの画家に敬意をもって描かれている。

そういうこと、もっと知られていい。知られていいことで知らされていないことは多い。

行動力に劣る者は、せめて自身のアンテナを磨いておかなくては と自戒。