自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

地中海4カ国8日間の旅・3日目

2017-02-25 | 海外旅行
地中海沿岸の国4つのうちすでにスペインは終わり、昨日からフランス入り。
でも朝食は大して変わりがなく、朝からモリモリ食べてパワー全開。
2日目スペインで世界遺産を4つ見て、5つ目がフランスのカルカソンヌにあるシテという城塞都市。
カルカソンヌはもともと地中海とイベリア半島を結ぶ通称の要地だった町。
オード川を挟んで高台に築かれた城塞都市のシテは、城壁の門をくぐった途端中世の街並みが広がっていたのでした。
全長3キロに及ぶ城壁と52の塔からなり、入り組んだ通りにショップが並んでいた。
シテの見どころは天守閣があるコンタル城とサン・ナゼール・バジリカ教会。
キリストの磔の像が……。
博識の添乗員でありクリスチャンでもあるS氏が詳しく説明をしてくれた。
中に入るとヨーロッパ特有の雰囲気の教会で、ステンドグラスも細かい細工で光を取り込んで美しかった。

フリータイムがあったのでコンタル城の城壁に上ってぐるりと歩いてみた。
9ユーロは高いと思ったけど。
城壁というとドイツのローテンブルグや、クロアチアのドブロブニクの城壁歩きをした楽しさが忘れられず。
バカと煙は高いところを好むというから……。
シテの町が上から見下ろせた。
中世の雰囲気そのままのシテから、約200キロ走ってポン・デュ・ガールへ。
ガール県の橋という意味の6か所目の世界遺産ポン・デュ・ガールはいわゆる水道橋。
まずは橋を渡った先にあるレストランでランチだったが、橋の途中にてゴルドン川にかかる橋の写真。
ランチはキッシュ?冷製スープ?と意見が分かれた写真のおしゃれな代物。メインはビーフシチューだった。
今度は渡った所からのポン・デュ・ガール。
ローマ時代にニームに飲料水を送っていた全長50kmの導水路の一部が残っているのでした。
500年の間豊かな水を運び続けたローマ時代の偉業だけど、似たような水道橋はスペインでも見たな~。

時間があれば河川敷に降りて見たかったけど。
実は私たちこの水道橋の上を歩けることになっていたのに、今年の1月に中国人観光客が落ちたからというので歩けず残念。
山道を少し登ってそこから見た2000年以上前の水道橋。
今日最後は待望の南フランスのワイナリーCAVEAU見学で、名前入りのワイン1本みんな貰えることになっていた。
3種のワイン赤白ロゼの試飲でご機嫌になった。
たまたま隣に座って居たご夫婦がワインを飲んで、すっぱいというので夜ビールをご夫婦にご馳走する代わりにワインを貰うことに。
私たちはもちろんご夫婦二人もめっちゃ喜んでいた。
夕刻にアビニヨンのホテルに到着。
夕食はタラでデザートはミルフィーユだった。







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地中海4カ国8日間の旅・2日目

2017-02-24 | 海外旅行
今回のツワーの添乗員さんは何と去年は285日も仕事で海外に行っていたというツワモノだった。
そして今まで行った国は世界195カ国の内、141カ国にもなるというから驚き!
イモトの100カ国なんて目じゃない!って感じで、うんちく話が多くて楽しい8日間だった。
旅行するたびにいつも思うのだが、どんな旅行でもお天気、旅仲間、添乗員でほぼ決まると言えると私は思う。
今回の8日間の旅は33人参加だったが、3要素すべてが満たされていてラッキーだった。
旅の2日目はバルセロナ観光の後、フランスのカルカソンヌへ約300キロ移動。
2回目のバルセロナはSちゃんと来た6年前のこと。
朝は6度くらいでも日中は16度くらいに暖かくなって、観光にはとても都合がよかった。
まず世界遺産のカタルーニャ音楽堂へ。
外観は赤レンガベースで、カラフルなモザイクタイルの装飾が印象的な音楽堂だった。
ただ残念なことに中には入れなくて、外から2階のホールの窓のステンドグラスを眺めるのみに。
この音楽堂でのコンサート次回ね!ってSちゃんと話したことだった。
次に訪れたのは世界遺産のサグラダファミリア(聖家族)教会。
6年前はまだ中も外も建設中で今も建設中だったけど、教会の聖堂内部は見事に完成していた。
特にステンドグラスが光が入ると輝きを増して、なんとも荘厳な雰囲気を醸し出していた。
とはいえ今まで造られた教会とは違って、ガウディらしい自由奔放な遊び心にあふれた設計の教会だと感じた。
他にも世界遺産のカサ・パトリョというガウディによる建築を見たけど、確かにガウディらしい見て楽しい建築物だと思った。  

1882年に着工しても今尚建設中という教会は、世界で2番目に観光客が多いというのもうなずける魅力的な存在。
何といってもスペイン観光の目玉だから、内部も教会の外も朝からすごい混雑だった。
ガウディの没後100年の2026年の完成を目指して、日々工事が進んでいる様子。
前回来た時は知らなかったが、今回は教会内の地下に眠るガウディのお墓をガラス越しに上から見ることができた。

前回と同様に外のちょっとした丘の上(ガウディ広場)から、サグラダファミリアの全体を見た。
あちこちにクレーンが乱立してまさに建設を急いでいるようだった。
外に出て改めて見てみるとすごい彫刻が施されていて、以前来た時に日本人も彫刻に参加しているという話だった。
それぞれ生誕の門や受難の門と名づけられています。
サグラダファミリアには見ての通り2つの塔があり、エレベーターで上がることが出来たのですが、短いフリータイムでは列に並ぶこともできず残念。
Sちゃんと今度は完成した暁にもう一度来たいねって。
後ろ髪引かれる思いでちょっとだけ売店を覗いてから教会を後にした。
ヨーロッパの多くの教会を見てきたけど、やっぱりこのサグラダファミリア教会は神ってる!
3か所目はサン・パウ病院。
広大な敷地に48の病棟があり、2009年まで使用されていた病院で、教会建築のような建物だった。
現在は横の場所に新しい近代的な病院が建っていて、中には入れないためサン・パウ病院の周りをバスで回っただけ。
ランチはお決まりのようにパエリアだった。
6年前のレストランの味の方が私は美味しいと思った。
ランチ後は一路カルカソンヌの町へ向かい、途中夕暮れ時にミディ運河に立ち寄った。
世界遺産らしいが「えーっどこが?」って言ってしまった何の変哲もない運河だった。
去年行った中国蘇州の大運河の方がよっぽど味があったような。
そして今日の最後は明日観光する城塞都市シテの夜景。
お楽しみの夕食はチーズパイの前菜とラザーニア、プリンだった。
もちろん昼同様に夜もワインをお供に。

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地中海4カ国8日間の旅・1日目

2017-02-24 | 海外旅行
山仲間と海外旅行を始めた時は4人で最初は2001年のニュージーランドだった。
それからは毎年カナダのイエローナイフにオーロラを見に行ったり、中欧(オーストリーのウイーン、チェコのプラハ、ハンガリーのブタペスト)観光、ネパールトレッキング、中国の九寨溝・黄龍と続いた。
でも2006年私が相棒の転勤に伴ってシンガポールへ行ってからは、途絶えてしまった。
がその後2009年帰国と同時に相棒が定年退職したので、今度は相棒との海外旅行開始。
手始めにその年は5月にペルーのマチュピチュ、ボリビアのチチカカ湖。
10月には子供達との約束通り、家族5人で子供たち3人の生まれ故郷のドイツへ。チェコとオーストリーもおまけに付けて。
翌年はトルコとエジプト、2012年は北欧4カ国10日間と次女の結婚式で家族みんな(息子の家族3人も)でニューカレドニアへ。
相棒との海外旅行はここまで。
というのも相棒の母親が高齢(当時96歳)の為、心配で相棒が海外へ行く気がしないというから。
それじゃということで、2011年から4人の中のSちゃんが海外旅行の相棒となった。
その年スペイン、おまけで次女とクロアチア・スロベニア+3か国。
2013年ポルトガル、2014年モロッコ、2015年南イタリア+シチリア島、2016年アイルランド旅行。
こうして去年、私の渡航国はちょうど50カ国を超えた。
もう数えるのは止めて、今年は暖かい地中海沿岸の国々(スペイン、フランス、モナコ公国、イタリア)を巡る旅にでかけた。
午前中11時45分に成田を出てパリまで約13時間、そしてパリでトランジットして、スペイン・バルセロナ到着は現地時刻で19時半だった。
写真はエールフランス航空の機内食2回分とパリ〜バルセロナの軽食。
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河津七滝

2017-02-11 | 登山ハイキング
伊豆の万二郎岳、万三郎岳を登ったり、修善寺を訪れたりした時、そのうち河津七滝(ななだる)に行って見ようと思っていた。
稲取温泉の泊まった翌日はすっかり雨が上がって、伊豆らしいぽかぽか陽気になった。
七滝は山の中だから寒いと思っていたが、昨日の寒さとは一変して歩くのにちょうどよかった。
前回来た時に稲取の吊るし雛は十分に堪能したので、稲取駅のをちょい見して河津駅まで電車で移動。
河津駅からバスに揺られること35分くらいで、水垂(みずたれ)バス停で下車。
この七滝ハイキングコースは高低差が激しくて、水垂からだと下りで楽だけど、反対に七滝バス停から歩くと登りで2,3倍はかかるらしい。
というわけで、我々は楽なコースをチョイスしたけど、いきなりの木道の下りでしかも雨上がりで滑りやすくて参った。
河津七滝は本谷川にある7つの滝の事で、約850mくらいなのでゆっくり写真を撮りながら歩いても1時間ちょっと。
全ての滝は「たき」と呼ばずになぜか「たる」と呼ぶらしい。
まず見たのが釜滝(かまだる)で、滝壺が釜の底を思わせるからだそうだ。
私にとっては滝の周りの柱状節理が印象的だった滝で、展望デッキがあった。
2番目がエビ滝。
滝の流れがエビの尾びれに似ているからだそうだけど、いまいちピンと来なかった。
エビ滝と蛇滝の間に46mの面白い吊り橋があってゆらゆらしながら渡った。
片塔式ウエーブ橋というそうで、名付けて「河津踊り子滝見橋」全国的にも珍しいそうだが私も初体験。
渡ったそばには青池のようなコバルトブルーの水が流れていた。
続いて蛇滝。
滝の周りの玄武岩が蛇のうろこに似ているからだって。よく分からないかった。
4つ目が初景滝で「踊り子と私」の像があった。
急な下りはここまでで、これから先は舗装された平坦な遊歩道になり、観光客が増えた。
3本の筋状の滝が豪快に流れていたのが印象的だったけど、武蔵五日市の払沢の滝に比べると可愛いもの。
次なる5つ目の滝はカニ滝。
白い流れとのコントラストが美しい滝とのことだけど。
途中川の中に締め縄をした大きな岩があった。
大岩成就つまり「だいがんじょうじゅ」と読ませていて、大願成就とかけていた。
小石が用意されていて、その小石を大岩のしめ縄の中に投げ入れられたら、願いが叶うそうだ。
6つ目は出合滝(であいだる)で、支流の合流点にあたり、絵馬がずらりと並んでいたのは素敵な出会いを求めてか。
最後の大滝は現在大滝への遊歩道崩落につき近くまで行けず残念だった。
次回機会があったら、八丁池からのコースと踊り子コースそして7滝コースを繋げて歩くのもいいかも。
マイナスイオンをたっぷりと吸いながらの軽ハイキング後、再び河津へ戻って、青空のもとでの河津桜見物。
メジロが盛んに花の蜜を吸っていた。
やっぱり花見はお天気がいい時の方がいいに決まっている。
たった一晩でさらに咲いた感じがした。
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河津桜

2017-02-11 | 花物語
左手だけが血が通っていないみたいに冷たくて、暖かい温泉にずっと左手を浸していたいと思っていた。
そこで2年前に見に行った河津桜を見る方々、稲取温泉に1泊することにした。
今年の河津桜は平年より開花が早くて、相棒と行った日が桜祭り開催の前日だったけど、思いもよらず4,5分咲きしていた。
例年だと祭り初日に花が咲いていることはほとんどなかったらしいから、今年は特別のようだ。
でも冷たい雨の日で人もまばらで、こんなに寒いのは今年になって初めてだそう。
河津川に沿って4キロほど続く並木に、約800本の早咲きの河津桜が見られた。
ピンク色の桜と黄色い菜の花のコラボも。
前回は川に沿った並木の桜しか見物しなかったので、今回は約樹齢50年の原木を見に行った。
飯田家の敷地内にあるその桜は見事に満開状態だった。
日本中の河津桜はこの木から生まれたのでした。
またデコポンを買った店の人に、「かじやの桜」というのも是非見ておいでと言われて行ってみた。
明日からの祭りの準備がそこかしこでなされていた。
2年前の見物客の喧騒を思いだすと、お天気も祭り準備もいまいちだけど、雨に洗われて一層色鮮やかな河津桜も悪くないなって。
河津川にかかる何本もの橋の上からみる桜もよし、トンネルになった桜の中をくぐるもよし。
稲取駅近くにカヤの大樹があるパワースポットがあった。寺の名前は廣禅寺。
樹齢750年とも言われるカヤの木は今なお秋には実を結ぶのだそう。
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