自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

晴歩暑読

2024-07-22 | 読後感

連日の猛暑酷暑、午前中は歩けても午後はムリ~。

クーラーの効いた中で本を読むべし。

色使いが鮮やかな蝶の表紙、その次のページにはグロな人間標本の写真。

目次なんてものはなく、口絵の子供らの写真が不気味で。

いきなり胸倉を掴まれたような驚きと衝撃を受けた。

湊かなえの小説は何冊か読んでいるが、毛色が違うというか手法が異なっているというか。

榊史郎の人間標本作製に至るまでの覚書から始まり、前半は蝶々の専門的な説明があったり。

そして後半独房にて、面会室にて、最後は解析結果という風に仕立てられていた。

後半の畳みかけるような筋の展開、そして意外な結末。

あまり昆虫に興味ないので知ってると言えば、モンシロチョウ、アゲハチョウ、シジミチョウ……。

なのに人間標本には多くの蝶の名前が出て来て……。

猟奇殺人と言えるような……、あまり後味がよろしくないが……。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする