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『レバレッジ時間術』(本田直之)

2007-07-31 22:51:06 | 読書日記
 本書は単に事務処理を効率的に行い余裕時間を生み出すことを勧めるのではなく、増やした時間を「最投資」に回すことを強調しています。

 「時間によって自らを律するのではなく、時間を自由に使いこなすための方法論だからです。全部をコツコツやるのが面倒だという、その気持ちからブレイクスルーは始まる。」

 事務の効率化という点では、「仕組み化」が必要。「仕組み化」とは、再現性を持たせること。再現性を持たせれば、単に個人レベルでなく、チームのメンバーの時間資産を増やすことにもつながる。

 「株式投資のようなお金の投資と同じで、時間投資も成果が上がるか否かは、100%自己責任です。
  『会社員だから自分の思うとおりにならない』『忙しいからしかたない』と思っているかぎり、けっして効率的に時間を使えるようにはなりません。
  重要なのは、自分の時間は自分でコントロールするという意識。時間に対してアクティブになって、『時間に追われずに成果を上げる生活』を実現してほしいと思います。」

 時間は誰にでも等しく1日24時間。ただし、効率的に時間を使い、目的に最短距離で辿り着くためには、”レバレッジ”ということも意識するといいのかもしれません。人生をよりよく生きるためには、単に時間に追われる生活するより、上手く時間を節約し、余裕時間を生み出すことで、自分の好きな事をすることで、潤いある人生を送ることができるのだと思います。

 本書は技術的な時間節約術本というより、意味ある人生を送るための精神論に重きが置かれていると思います。