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「尾瀬国立公園」、近く誕生

2007-05-30 22:29:34 | 群馬Today
 群馬県は29日、現在は日光国立公園の一部となっている尾瀬地域が、8月をめどに単独の国立公園として分離独立する見込みとなったと発表した。分離独立が決まれば29番目の国立公園となる。 また、単独公園化にあたり、尾瀬に連なる会津駒ケ岳(福島)と帝釈山地域(福島・栃木)を「尾瀬国立公園」に編入するという。 

 国立公園になったからといって、国から特別は支援があるわけではなく、効果とすると知名度アップぐらいだろうか。日光の付属物ではなく、独立した公園になるのだから。 地図にも”尾瀬”という文言が入るし。

 しかし、関係者のあいだでは、期待する中身に違いがあるのではないだろうか。
     地元の観光関係者  →観光客増による収入増
     自然保護関係者   →環境保護のシンボルに
 
自然は誰のものか。地元にすれば、我々が今まで尾瀬を守ってきて、貴重な観光資源となったのだから、もっと活用したいと考えるだろう。一方、環境問題というのは、一地域の問題ではない。ましてや尾瀬のような貴重な自然は、一地域だけで考えるべきものではなく、国全体で考えるべきものである。したがって、国立公園化に伴い、環境保護のモデル地域としていこうとも考えられる。

自然保護という観点からすれば、環境への負荷を軽減するため、より一層の入山規制も必要となろう。とは言え、貴重な観光資源であるから、闇雲に推し進めるわけにもいかず、いかにバランスをとってやっていくかということだろうか。

 独立国立公園化に伴い、地元の人々の手の届かない、どこか遠くで利用方法が決定されるようなことにはならないことを期待します。


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