四季の書斎 世界は破滅に向かっている。

永遠不滅の生き方を提供!

辻井伸行さんの師匠横山幸雄さんのピアノレッスン 最近はトップに表示されている

2009年06月20日 22時34分23秒 | 美術・建築・工芸
上野学園横山さんのショパンの練習曲は、以前このページは音楽を専門とする一部の人たちが利用するにすぎなかったが、弟子の辻井伸行さんがクライバーン国際ピアノコンクールで優勝してからは突出するように表に出てきた。

前の嫁さんは横山幸雄さんとは仕事の関係で何度かお会いしていたようである。
よく話に出てきた。

辻井さんはショパンコンクールの時にTV放送局で特番をやっていた。
アメリカのコンクールとは違い簡単には優勝できない。

ショパンは演奏家でもあるが、作曲家である。
クライバーンは演奏家で現存する。
(その後当時のクライバーンピアノコンクールの特集をやっていたが、とにかく演奏期間が長い。それに辻井さんはさまざまな曲を暗記していなければならないし、現代ピアノ曲に関してはたった2ヶ月で横山さん指導のもとものにしている。)

金賞は二人いた。もう一人は中国人の19歳少年チャン・ハオチェン(Haochen Zhang〔中国語 :张昊辰〕, 1990年6月3日 - )である。世界はたぶんこちらの中国人の少年に注目している。

それでも確かに快挙である。

この間、五嶋龍がNHKの昼の番組に出ていたが、ハーバード大学の物理学部に入学して物理をやっているが、その研究は空手を物理の原理で考えるということであった。

今のところ職業は決まっていないらしい。
五嶋龍は辻井伸行と同じ年齢である。

辻井伸行の先輩にやはり盲目のピアニスト梯剛之(かけはし たけし)がいる。
彼の存在を忘れてはならないが、ちっとも取りざたされなくなった。
彼の苦労なくして後輩たちの光明もなかったような気がする。

音楽をやるには金が掛かる。運よく優秀な師匠に至るまでにもさまざまな先生を経由しなければならない。いろいろと金がかかるのである。

お礼をするのが音楽の世界では一般的である。特に習い事、茶道や華道や舞踏などは家元制度があり、一回舞台に立つごとに何十万円と出費がでる。バレーでもそうである。

楽器の演奏でもそうである。舞台に立ち、あるいはコンクールに出場するだけでもお礼として数万円は用意しなければならない。中にはけちな親がいるが、そういう親子はつまはじきされる。何故かというと上の先生に紹介する場合もお金がかかるからである。マラソンと同じでゴールの途中には水分を補給する中継地がある。そこをおろそかにすると、ゴールまでは中々辿り着かないのである。文学などは一銭にもならないが、賞を取るためにお礼を出す人間もいるのである。金にケチるようではもみくちゃにされてしまう。上への架け橋が金銭だということも常識の世界である。

だから音楽家に言わせると『砂の器』松本清張作の和賀英良のような貧しい少年は音楽家になることは出来ないという。

辻井伸行氏の父親は医者である。医者の場合はかなりのお礼を用意する。一般的に言っても医者の子弟は弟子として喜ばれるのである。

実際、音楽の習い事などで、特にバイオリンは医者の子が多いという。
楽器の値段もさることながら、師匠を見つけるのにも金がかかる。

大きなコンクールの賞ではお礼は100万円クラスに成る。
スポーツに比べると10分の1にも満たない。

音楽の名声というのは、高いようで安いのである。
文化国家に成るには、もっともっと金持ちが金を投資しなければならない。
国を挙げて文化に金を懸けなければならない。金は湯水のごとく使っても、文化はそれだけの恩恵がある。
ヨーロッパの王族貴族は芸術家たちに金を掛けたおかげで世界中から人を集めることが出来るのである。
すばらしい芸術のある国は建築も食事も言うことなしである。
なぜイタリアのローマやフィレンツが未だに人気があるのか? いうまでもない、金持ちたちがパトロンとなってふんだんに芸術家に投資したからである。


チャイコフスキーもパトロンがいたから仕事ができたのである。
パトロンがいた時代では多くの芸術家が世に出ていたのである。

今はどうか、皆吝嗇(ケチ)である。作品を買うこともしなければ、芸術家に投資することなどまずない。
国家は全くアホだから、漫画喫茶は作るが、作家には金をださない。

フランスと比べると情けない国である。
楽天にしろライブドアにしろソフトバンクにしろ犬には金を使う、野球には金を使う、ジェット機には金を使う。
此奴(こいつら)アホでんね! と、関西弁を使いたくなる。


海外で優秀な成績を収めたなら、国は一人最低でも100000000円を贈るべきである。
低額給付金の2000000000000円で20000人の芸術家が生まれることになる。
そうなれば世界中から尊敬されるであろう。今後1000年は尊敬され続け、世界中の見本となることだろうに、金のつい買い方も分からない大衆に1万2000円や2万円配ったからといって何になる。


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辻井伸行さん在校大学 上野学園は居住地のすぐそばにあった

2009年06月20日 21時55分38秒 | 音楽
前の嫁さんに聞いた話では上野学園だと優待生で入学しているのだろうということである。

上野学園は歩いて30秒のところにあった。演奏会も模様されている。パイプオルガンのコンサートにも行ったことがある。

河童橋を北上する道路の両脇に上野学園がある。
目立たない大学である。

そのまま北上すると東京芸大がある。
芸大は受験で難関でも最近は一芸にすぐれる学生を入学させるようになってきた。
というのも芸大から有名な演奏家や指揮者がほとんどでなくなっているからである。



バン・クライバーン国際ピアノコン:優勝辻井さんに区民栄誉章--台東区 /東京
 ◇個人で2人目
 台東区は15日、上野学園大(同区東上野)3年に在学し、今月米国テキサス州で開かれた「第13回バン・クライバーン国際ピアノコンクール」で優勝したピアニスト、辻井伸行さん(20)に「台東区区民栄誉章」を贈ることを決めた。

 東京都出身の辻井さんは、生まれつきの全盲で、同コンクール初の盲目の優勝者となった。

 上野学園大は、同区のイベント「上野の山文化ゾーンフェスティバル」などにも参加している。吉住弘区長は「上野学園大学に在学する辻井伸行さんが、世界的に権威のあるコンクールで優勝されたことは、誠におめでたいことであり、私たち区民の大きな喜びと誇りでもあります」とコメントした。

 同区の区民栄誉章制度は84年から施行され、辻井さんの受章は個人として2人目。【田村彰子】




イージス艦「ジョン・S・マケイン」 横須賀配備の米イージス艦出動

2009年06月20日 17時55分33秒 | 社会問題
米軍のイージス艦「ジョン・S・マケイン」は北朝鮮の貨物船検査のためにわざわざ出港したらしいが、貨物検査のためイージス艦を派遣するのも少しオーバーな気がする。

しかし、イージス艦だけではなく軍事衛星や航空機による監視も始まっている。

これでは戦闘態勢ではなかろうか?

まあ、どんな相手にも負けんためかもしれないが!

イージス艦の写真はこちら


tbsnewsはこちら 映像で見れます

北朝鮮船を米軍が追跡、貨物検査は? ≪tbsnews≫
動画を他のプレイヤーで見るWMP高 WMP低 Real高 Real高  国連安保理決議に違反するミサイル関連の部品を積んだ可能性のある北朝鮮船籍の船をアメリカ軍が発見、現在、追跡していることが明らかになりました。安保理決議に基づいた貨物検査は行われるのでしょうか。

 アメリカ軍の追跡を受けているのは、北朝鮮船籍の貨物船「カンナム」。アメリカ国防総省筋によると、安保理決議に違反するミサイル関連部品などを運んでいる可能性があるとみて、航空機や偵察衛星などで追尾しているということです。

 日本政府筋などによると、「カンナム」は北朝鮮西部のナンポ付近を17日に出港、現在、台湾の南方を航行中だということです。行き先はミャンマーのヤンゴンとみられています。

 この「カンナム1号」は結局、香港の港には接岸できずに、今も海上に停泊したままになっています。これは3年前、香港で撮影された「カンナム」の映像です。2年前、ヤンゴンに入港した際には、軍事関連物資を積んでいたとされ、そのときの様子をJNNのカメラはとらえていました。

 今月12日に国連安保理で採択された対北朝鮮制裁決議。北朝鮮船舶への貨物検査などを定めたこの決議を、アメリカ側は実行する構えです。

 「我々は停止要請や質問なども含め、国連安保理決議1874を着実に実行するつもりです」(アメリカ マレン統合参謀本部議長)

 しかし、制裁決議では、公海上での貨物検査には船が所属する国の同意が必要です。このため北朝鮮側が検査を拒否した場合、アメリカ軍側は、「カンナム」に最寄りの港に寄港するよう指示。寄港地の国が貨物検査を実施することになるということです。(19日16:46)




牛の精液も人間の精液より価値があるというお話

2009年06月20日 13時54分11秒 | 事件・事故・自殺
世の中、まだまだ混沌としていて、原始時代と変わりがないかもしれない。

人間の精子も優秀な学者たちや政治家・実業者・芸術家などは破格の値段で取引がされている。
これは昔から、そういう人々の精子ではなく、家柄や学歴・企業歴などで差別的な待遇を行って婚姻させてきた歴史の延長である。

さりとて人間だけの問題ではなく、動物界にも深刻な問題を波及している。


和牛精液窃盗容疑で3人逮捕=人気の種牛、高値で売却か-宮崎県警

 宮崎県畜産試験場(高原町)から県産和牛の冷凍精液が盗まれた事件で、宮崎県警が窃盗容疑で無職牧崎久志容疑者(22)=別の窃盗事件で公判中=ら3人を逮捕していたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。
 捜査関係者によると、牧崎容疑者らは試験場の牛舎からストロー状の容器に入った和牛の冷凍精液を大量に盗んだ疑いが持たれている。試験場の職員が2007年3月、保管箱から1本0.5cc入りの容器143本がなくなっていることに気付き、県警に被害届を出していた。
 盗まれた精液は県内で人気の種牛5頭のもので、通常の牛のものよりも高く売買されるという。(2009/06/19-21:40)



優秀な牛とは鋤を引いて畑を耕す牛のことではなく、食べてうまい牛のことをいうらしい。
日本の牛肉は狂牛病国のために輸入禁止の国もあるらしい。

日本ではかつてのような牛肉恐怖症はほとんどなくなった。
それだけプリオンに侵されている人間は潜在的に増えている。

エイズでもインフルエンザでも日本人は流行のように恐れ、すぐさま恐怖心は去ってしまう国民である。

これがお隣の韓国や中国の人々と比べると実にあっさりとしている。

日本軍がやってきた行為について日本人はほとんど知らないが、大陸の人間はいつまでも覚えている。

日本語はどんな言語も受け入れる。ついでに顔文字まで受け入れるが、中国語ではそういう裏技はできないらしい。

つまり文化全体においても異文化の要素を受け入れない体質をもっている。
ただし、最近の中国人は中華料理以外でもなんでも食べるようになっている。

もちろん日本の霜降り牛は人気である。
それだけに日本の牛の精子も中国では垂涎の的になっているとか!


謎の『M資金』最新版 13兆円分証券は偽造品 米国債

2009年06月20日 12時10分05秒 | 事件・事故・自殺
これは謎の事件であるが、事件に発展しそうにないだけに謎は深まっている。
13兆円分証券は偽造品を所持しながら逮捕されなかった日本人2人のニュースはその後ほとんど報道されることもなく幕切れとなった。

最初のニュースでは米国債となっていた。偽物なら逮捕されてよいはずであるが、弁護士の知り合いで財団関係者であるということでそのまま釈放されたとニュースでは言っていた。

どう考えても深い意味合いがあるような気がする。

毎日新聞の記事では以下のような続報が伝えられている。



イタリア:13兆円分証券は偽造品? 密輸未遂で拘束の日本人2人、処罰法なく釈放

 【コモ(イタリア北部)藤原章生】日本人男性2人が今月3日、計1340億ドル(約13兆円)相当の米有価証券をイタリアからスイスに持ち出そうとしたとして、イタリア当局に拘束された事件で、所持していた証券は偽造の可能性が高いことが15日までの毎日新聞の取材で分かった。また、今年4月上旬にも日本人が関与したとみられる別の偽造証券の押収事案があったことが判明。イタリア財務警察とコモ検察庁は、相次ぐ「巨額」偽造証券の背後に日本人を含む組織的な関与があるとみて捜査している。

 同検察庁は、在ローマ米大使館と連携し、押収した証券について調査。関係者によると、2人が所持していた米国債やケネディ債は「額面の大きさや発行年代が現存しない可能性が高い」という。イタリアの法律では、証券が本物の場合、2人には未申告輸出の容疑で巨額の罰金刑が科せられるが、偽物の場合、使用や提示がなければ処罰されないため、2人は事情聴取後に釈放された。在ミラノ日本総領事館は2人の所在を把握していないという。

 今年4月の事件では、日本人から依頼を受けたイタリア人男性が、額面200億ドル相当の日本国債の偽造品をスイスに持ち出そうとし財務警察に押収された。

毎日新聞 2009年6月16日 東京夕刊



新型インフルエンザ航空会社も戦々恐々 機内食にはウィルスだらけ

2009年06月20日 11時49分08秒 | 健康と医療
空の旅でおなじみの空中給仕人、スチュワーデスことスッチーさんが、三人目の感染。


別の客室乗務員も感染=日航

 日本航空は19日、客室乗務員の日本人女性(29)が新型インフルエンザに感染したことを明らかにした。同社の客室乗務員で感染が確認されたのは3人目で、日本人では2人目。
 この乗務員は18日に感染が判明した客室乗務員と同じ14日(現地時間)サンフランシスコ発の同社001便に乗務して15日午後、成田空港に到着した。(2009/06/19-19:51)


全日空は発表したがらないのではなかろうかと思う。あるいは、国際便の本数が相変わらず伸び悩んでいるのであろうか?

最近、米有価証券を13兆円以上持ち歩いている日本の財団のメンバーがイタリアで一時拘束されたらしいが、その話のついでに作家の幸田露伴の孫だったかが、『M資金』の話をしていた。


M資金でだまされたことがあるのは元全日空の社長であったことを思い出したが、全日空も国際便に参加してからおよそ20年ほどが経つだろうか?

海外空港の滑走路の位置が分からなかったりいろいろな笑い話が残っているが、そろそろ国際便もはやらなくなってきている。

秋以降の航空会社には閑古鳥が飛んでいる。

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臓器移植 脳死とは何か?

2009年06月20日 10時10分07秒 | 健康と医療
国会での衆議院可決の臓器移植法では、臓器移植に年齢の歯止めがなくなる。

このことで、自己意志を持たない幼児までもがドナーとなりえる。

危険にさらされる子供たち

先天性疾患に悩む両刃の剣

施設の中の子供たちは親権をもつものがどこにあるか?

人間とは何か?
生とは何か?
哲学的問題がおろそかにされ、表面に現れる意識だけを電気的な信号によって計測できても、無意識を測定するすべは今のところないのが現状である。

はたして脳だけが人格なのか?


脳死の判定で死と認められても人工呼吸器を外さないのはなぜか?

死体に栄養を補給するのはなぜか?
もし、脳死が人の死であるなら、死体への延命治療はおかしいことになる。

なぜ、他者の臓器を得てまで人は生きなければならないのか?

なぜ、人々は臓器よりは提出が簡単である資産を、他人に分け与えないのであろうか?

生活に困苦しているものが、今日明日の命に影響があると騒がれている現状にありながら、資産を持つ金持ちからはその金を得られないのはなぜか?

臓器を提出すべき脳死の人々の中に自前で臓器移植ができる人たちがどれほどいるか?

臓器移植をするための募金活動が増えていけば、もちろん資金提供者も減るのではないだろうか?

1億5000万円の募金を集めて渡航した段階で死亡した場合、その募金はどうなるのか?

動物からの臓器移植も可能である。
そして、その結果増える動物実験。
動物を犠牲にしてでも守るべき人間の命とは何か?
それとともに栄える人間殺戮のためのハイテク兵器。

テクノロジーの発展とともに人工臓器の開発も進んでいる。

再生医療の発展。


脳死が再生可能な状態である段階に来た場合心臓の摘出は、人体実験あるいは殺人の疑いが出てくる。

脳死の判定を行える医師は限られている。
多くの医師は脳死の判定基準を知らない。

それでは国会議員が脳死の基準を知っているだろうか?
後期高齢者の意味も知らないで投票している国会議員が大半をしめていた現状から考えてみるとよい。

郵政民営化の内容を知っている国会議員もほとんどいないのである。
脳死を人の死と認められる国会議員がいるなら国民に説明できるはずである。

分からない状態で法案を可決するのは太平洋戦争にGOするようなものである。
威勢がよいが結果は悪いとなる。


提供者(ドナー)側は常に脳死状態を前提として臓器を提供する。しかし、ドナーカードで臓器を提供するなっている場合、死亡の直前に臓器を取り出すケースが出てくる。

なお、このドナーカードはいくらでも偽造できるたぐいのものである。
ドナーは役所への届け出を行い、本人確認と第3者の承諾をも必要とするくらいの用心を持って登録する必要がある。

本人同意ができない年齢の子供は親の意思でもって人身売買にくされることは法律で禁止されている。

また、受容者(レシピエント)側は常に提供者(ドナー)としての意思を示していなければならない。
レシピエントは死亡と同時に臓器を提供するという協約のもとでないと受容者になってはならない。

脳を入れ替えると人格が変わるという話があるが、場の問題から考えると人格が入れ替わらない場合も想定できる。これは現段階の実験科学での応用は不可能である。


問題は医学界の体質にもある。
高度医療の発展とともに医療機関の破たんが続いている。脳死を判定する基準にある病院も少なければ、必要なはずの装置もほとんどない状態である。
人工呼吸器さえ備えていない病院もたくさんある。

線路と駅しかできていないが、切符をうるようなものである。電車は出来ていないのである。

臓器移植後の副作用や免疫抑制剤で製薬会社の打ち出の小づちとなる。
病院経営に光明が差すと考えている。

医者も数が増えれば技術は増す、ついでに失敗の数も増える。
失敗は副作用として胡麻化される。
しかし、移植には多くの医療関係者を必要とする。医師二人、麻酔医一人、看護師五人ほど、コーディネータやネゴシエーター、ヘリコプターなど通常の医療とはことなり、かなり忙しくなる。

誰も移植医に成りたいとは思わない。せいぜい皮膚科か耳鼻科か眼科か代謝内科など簡単な医療行為でがっぽり儲けたいのである。

莫大な手術料金は強引に移植をさせるおいしい餌に成りえる。
科学者は買収されやすく、ねつ造しやすい。
結局患者が力によってねじ伏せられることになる場合が多いであろう。

人間は一個の卵から生まれる。卵は単細胞である。受精とともに細胞分裂を開始する。
細胞分裂の間はどの細胞もさらなる細胞分裂を繰り返す。繰り返しの結果人体が形成されるのである。ということはすべての器官は特別な器官というものがなく、すべては一である。

ただし、手足の切断をしてもまだ生きていることができる。
髪を切っても、爪を切っても、特に問題はない。
内臓もある程度剔出しても生きていける。
そうすると剔出すれば生きていけないものが重要であると言える。


①医者は医学を学ぶものではあるが、それを理解するものとは限らない。
②国家試験以降ほとんど新しい医学知識を得ようと努力しない医者がいる。




反射


  1. 角膜反射



  2. 眼球頭反射


  3. 前庭反射


  4. 咽頭反射



  5. 咳反射


  6. 毛様脊髄反射


  7. 下顎反射