上野学園横山さんのショパンの練習曲は、以前このページは音楽を専門とする一部の人たちが利用するにすぎなかったが、弟子の辻井伸行さんがクライバーン国際ピアノコンクールで優勝してからは突出するように表に出てきた。
前の嫁さんは横山幸雄さんとは仕事の関係で何度かお会いしていたようである。
よく話に出てきた。
辻井さんはショパンコンクールの時にTV放送局で特番をやっていた。
アメリカのコンクールとは違い簡単には優勝できない。
ショパンは演奏家でもあるが、作曲家である。
クライバーンは演奏家で現存する。
(その後当時のクライバーンピアノコンクールの特集をやっていたが、とにかく演奏期間が長い。それに辻井さんはさまざまな曲を暗記していなければならないし、現代ピアノ曲に関してはたった2ヶ月で横山さん指導のもとものにしている。)
金賞は二人いた。もう一人は中国人の19歳少年チャン・ハオチェン(Haochen Zhang〔中国語 :张昊辰〕, 1990年6月3日 - )である。世界はたぶんこちらの中国人の少年に注目している。
それでも確かに快挙である。
この間、五嶋龍がNHKの昼の番組に出ていたが、ハーバード大学の物理学部に入学して物理をやっているが、その研究は空手を物理の原理で考えるということであった。
今のところ職業は決まっていないらしい。
五嶋龍は辻井伸行と同じ年齢である。
辻井伸行の先輩にやはり盲目のピアニスト梯剛之(かけはし たけし)がいる。
彼の存在を忘れてはならないが、ちっとも取りざたされなくなった。
彼の苦労なくして後輩たちの光明もなかったような気がする。
音楽をやるには金が掛かる。運よく優秀な師匠に至るまでにもさまざまな先生を経由しなければならない。いろいろと金がかかるのである。
お礼をするのが音楽の世界では一般的である。特に習い事、茶道や華道や舞踏などは家元制度があり、一回舞台に立つごとに何十万円と出費がでる。バレーでもそうである。
楽器の演奏でもそうである。舞台に立ち、あるいはコンクールに出場するだけでもお礼として数万円は用意しなければならない。中にはけちな親がいるが、そういう親子はつまはじきされる。何故かというと上の先生に紹介する場合もお金がかかるからである。マラソンと同じでゴールの途中には水分を補給する中継地がある。そこをおろそかにすると、ゴールまでは中々辿り着かないのである。文学などは一銭にもならないが、賞を取るためにお礼を出す人間もいるのである。金にケチるようではもみくちゃにされてしまう。上への架け橋が金銭だということも常識の世界である。
だから音楽家に言わせると『砂の器』松本清張作の和賀英良のような貧しい少年は音楽家になることは出来ないという。
辻井伸行氏の父親は医者である。医者の場合はかなりのお礼を用意する。一般的に言っても医者の子弟は弟子として喜ばれるのである。
実際、音楽の習い事などで、特にバイオリンは医者の子が多いという。
楽器の値段もさることながら、師匠を見つけるのにも金がかかる。
大きなコンクールの賞ではお礼は100万円クラスに成る。
スポーツに比べると10分の1にも満たない。
音楽の名声というのは、高いようで安いのである。
文化国家に成るには、もっともっと金持ちが金を投資しなければならない。
国を挙げて文化に金を懸けなければならない。金は湯水のごとく使っても、文化はそれだけの恩恵がある。
ヨーロッパの王族貴族は芸術家たちに金を掛けたおかげで世界中から人を集めることが出来るのである。
すばらしい芸術のある国は建築も食事も言うことなしである。
なぜイタリアのローマやフィレンツが未だに人気があるのか? いうまでもない、金持ちたちがパトロンとなってふんだんに芸術家に投資したからである。
チャイコフスキーもパトロンがいたから仕事ができたのである。
パトロンがいた時代では多くの芸術家が世に出ていたのである。
今はどうか、皆吝嗇(ケチ)である。作品を買うこともしなければ、芸術家に投資することなどまずない。
国家は全くアホだから、漫画喫茶は作るが、作家には金をださない。
フランスと比べると情けない国である。
楽天にしろライブドアにしろソフトバンクにしろ犬には金を使う、野球には金を使う、ジェット機には金を使う。
此奴(こいつら)アホでんね! と、関西弁を使いたくなる。
海外で優秀な成績を収めたなら、国は一人最低でも100000000円を贈るべきである。
低額給付金の2000000000000円で20000人の芸術家が生まれることになる。
そうなれば世界中から尊敬されるであろう。今後1000年は尊敬され続け、世界中の見本となることだろうに、金のつい買い方も分からない大衆に1万2000円や2万円配ったからといって何になる。
コンクールの様子DVDと絶品CD
19歳少年チャン・ハオチェンの演奏CD
横山幸雄ピアノレッスン
梯 剛之
五嶋龍
前の嫁さんは横山幸雄さんとは仕事の関係で何度かお会いしていたようである。
よく話に出てきた。
辻井さんはショパンコンクールの時にTV放送局で特番をやっていた。
アメリカのコンクールとは違い簡単には優勝できない。
ショパンは演奏家でもあるが、作曲家である。
クライバーンは演奏家で現存する。
(その後当時のクライバーンピアノコンクールの特集をやっていたが、とにかく演奏期間が長い。それに辻井さんはさまざまな曲を暗記していなければならないし、現代ピアノ曲に関してはたった2ヶ月で横山さん指導のもとものにしている。)
金賞は二人いた。もう一人は中国人の19歳少年チャン・ハオチェン(Haochen Zhang〔中国語 :张昊辰〕, 1990年6月3日 - )である。世界はたぶんこちらの中国人の少年に注目している。
それでも確かに快挙である。
この間、五嶋龍がNHKの昼の番組に出ていたが、ハーバード大学の物理学部に入学して物理をやっているが、その研究は空手を物理の原理で考えるということであった。
今のところ職業は決まっていないらしい。
五嶋龍は辻井伸行と同じ年齢である。
辻井伸行の先輩にやはり盲目のピアニスト梯剛之(かけはし たけし)がいる。
彼の存在を忘れてはならないが、ちっとも取りざたされなくなった。
彼の苦労なくして後輩たちの光明もなかったような気がする。
音楽をやるには金が掛かる。運よく優秀な師匠に至るまでにもさまざまな先生を経由しなければならない。いろいろと金がかかるのである。
お礼をするのが音楽の世界では一般的である。特に習い事、茶道や華道や舞踏などは家元制度があり、一回舞台に立つごとに何十万円と出費がでる。バレーでもそうである。
楽器の演奏でもそうである。舞台に立ち、あるいはコンクールに出場するだけでもお礼として数万円は用意しなければならない。中にはけちな親がいるが、そういう親子はつまはじきされる。何故かというと上の先生に紹介する場合もお金がかかるからである。マラソンと同じでゴールの途中には水分を補給する中継地がある。そこをおろそかにすると、ゴールまでは中々辿り着かないのである。文学などは一銭にもならないが、賞を取るためにお礼を出す人間もいるのである。金にケチるようではもみくちゃにされてしまう。上への架け橋が金銭だということも常識の世界である。
だから音楽家に言わせると『砂の器』松本清張作の和賀英良のような貧しい少年は音楽家になることは出来ないという。
辻井伸行氏の父親は医者である。医者の場合はかなりのお礼を用意する。一般的に言っても医者の子弟は弟子として喜ばれるのである。
実際、音楽の習い事などで、特にバイオリンは医者の子が多いという。
楽器の値段もさることながら、師匠を見つけるのにも金がかかる。
大きなコンクールの賞ではお礼は100万円クラスに成る。
スポーツに比べると10分の1にも満たない。
音楽の名声というのは、高いようで安いのである。
文化国家に成るには、もっともっと金持ちが金を投資しなければならない。
国を挙げて文化に金を懸けなければならない。金は湯水のごとく使っても、文化はそれだけの恩恵がある。
ヨーロッパの王族貴族は芸術家たちに金を掛けたおかげで世界中から人を集めることが出来るのである。
すばらしい芸術のある国は建築も食事も言うことなしである。
なぜイタリアのローマやフィレンツが未だに人気があるのか? いうまでもない、金持ちたちがパトロンとなってふんだんに芸術家に投資したからである。
チャイコフスキーもパトロンがいたから仕事ができたのである。
パトロンがいた時代では多くの芸術家が世に出ていたのである。
今はどうか、皆吝嗇(ケチ)である。作品を買うこともしなければ、芸術家に投資することなどまずない。
国家は全くアホだから、漫画喫茶は作るが、作家には金をださない。
フランスと比べると情けない国である。
楽天にしろライブドアにしろソフトバンクにしろ犬には金を使う、野球には金を使う、ジェット機には金を使う。
此奴(こいつら)アホでんね! と、関西弁を使いたくなる。
海外で優秀な成績を収めたなら、国は一人最低でも100000000円を贈るべきである。
低額給付金の2000000000000円で20000人の芸術家が生まれることになる。
そうなれば世界中から尊敬されるであろう。今後1000年は尊敬され続け、世界中の見本となることだろうに、金のつい買い方も分からない大衆に1万2000円や2万円配ったからといって何になる。
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