Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

渡邊規久雄「シベリウス・リサイタル第1巻」

2023年07月23日 22時25分51秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等



 5巻のうちの最初の巻。全曲リサイタルをこの時に構想していたのか、わからない。しかし作品24の「10の小品」は第1巻と第2巻に別れてしまっている。第2巻以降は作品番号が付されている曲集は全曲をまとめている。リサイタルの構成が変ったような印象である。
 もっとも作品24はもともと10年かけて別々にかかれていたものを一括して出版した経緯もあるので、統一性については特にないらしい。しかし私はCDをパソコンで取り込み、作品24のプレイリストを作り全曲をまとめて聞くことにしている。
 また作品101の「5つのロマンティックな小品」は第3巻に全曲が収録されている。
 この第1巻は2003年6月の収録。第2巻は4年後の2007年10月の収録。そして2015年がシベリウス生誕150周年で、日本でも全曲演奏会が企画され、私も全プログラムを聞きに行った。なお、第5巻(2019年2月収録)が最終巻なのかも私には不明である。いづにしろ息の長い持続に大いなる敬意を表したいものである。

 私は主要作品を作らなくなった1929年に作られたという作品114の「5つのスケッチ」が今回は特に気に入って数回続けて聴いた。瞑想的な曲である。



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