Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

登山靴のこと、左膝のこと

2013年08月15日 10時01分26秒 | 山行・旅行・散策
 先日、燕岳に登ったとき新調の靴が右足に合わないようだと記載した。今回、事前に団地の中を歩いたりして様子をみたが、前回痛かった右足の踝の外側は痛くはならなかった。それでも慎重に靴紐を調節しながら二回目の登山に臨んだ。

 結果的には前回痛くなった部位は痛くならず、全体としてもとても満足のいく履き心地であった。安心した。
 ただし、左足は靴紐をしっかりと結んで履いた。履き心地はとてもいい。右足は左足と同等に靴紐をしっかりと締めると内側の踝の下に少し違和感というかひっかかるような感じがあった。右足は緩めに紐を結んでみると特に違和感は感じない。これで問題なく履き続けられる感じた。
 買い換えなくてはいけないかと心配したが、もう大丈夫なような気がする。


 それよりも下山時の足全体の運びがスムーズに行かない。正確には2007年8月下旬、岩手の早池峰山に登ったとき苔むした大きな岩ですべり、左膝を折り曲げて着地してしまった。小田越山荘という無人小屋から早池峰山のとなりの薬師岳に登ってから小屋に戻るときのことであった。「ひかりごけ」があるかもしれないときょろきょろとしながら歩いていたのがいけなかった。
 その晩は無人の明かりの無い小屋で痛みがひかず、うなりながら朝を迎えた。痛み止めを飲んでも、翌朝になっても痛みがひかなかったが、それでも図々しく、痛みをこらえながら早池峰山を登った。
 登りは何とかなったものの、頂上が東西に長い早池峰山を東から西に縦走し鶏頭山まで歩いた時、次第に痛みがぶり返して次第に左足を引きずって歩くようになってきた。熊と思しき足跡をいくつも見てびくびくしながら西の端の鶏頭山にたどり着いたときには痛みが頂点に。ここまではコースタイムで歩いたがここからの下りは倍の時間をかけて下った。岳集落に着いた時はもう左膝は動かなかった。
 一軒だけ営業していた民宿で一息ついたが、足の痛みはなおらない。しかも最近は頂上まで熊が出ているとの話を聞き、熊に出会わなかったのが実に幸運であったと思われた。熊の肉のステーキを供されたが、味わうほどの心の余裕はなかった。もったいないことをした。そして足を引きづりながら横浜まで辛うじて帰ってきた。
 一ヶ月ほど毎日銭湯に通い温い浴槽で自分なりのマッサージをしたが治らず、公立病院で「膝の軟骨の内視鏡手術」を行った。「軟骨のだめになった部分を掻き出した」という表現を医師からされたが、その意味はよく理解はできなかった。「100パーセント元には戻らないが、これ以上は良くならない」ということで、退院。
 以来、日常生活や平地でのジョギング、ウォーキングには何ら支障は出ないのだが、山登りに行って、下山となると思うように膝が動かない。もともと下りは得意ではなかった。俊敏な動きができない。左右均等に足が下りていかない。どうしても左足での着地に力が入らない。大きな段差では右足から着地しないと不安である。左右すばやいバランスの移動にも支障がある。
 登りではまったく問題ないのだが‥。だから下りは時間がかかる。コースタイムを上回る時間がかかることもある。

 こんな膝を抱えているが、それでも山道を歩くのは楽しい。


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