Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

微気候、腰痛‥無関係であるが

2014年09月12日 10時32分32秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 我が家の寝室は北側にある。本日朝目が覚めてから北側の窓を開けたら心地よい涼しい風が、寝具をかけていない体を包み込むように吹き込んできた。強すぎず、弱すぎず体を少しだけ引き締めるように目覚めさせてくれた。そして開け放した南側のベランダに面した窓に向かって空気が移動していった。
 起き出して南側のベランダに出てみるとこちらは太陽が当たり、秋らしい陽射しが暖かい。
 この時期、朝は南側と北側でこんなにも気温差があるのだろうか?と感じた。どちらも体に心地よい感じであるが、陽射しのある、なしで体感がこんなにも違うものだろうか。
 真夏のあのうだるような暑さは、南側も北側も区別なく体を苛む。あれが異常なのであって、この秋の雰囲気がもともと当たり前なのだろう。
 建築関係の本を立ち読みしていた時に「微気候」という表現に出くわした。家の南と北とのほんの些細な気温差、陽射しのあるなしによる差を説明していたと思う。日本の木造家屋の構造を解説していた個所だったはずだ。記憶では、庇や縁側や廊下がこの気温差や湿度の差を利用して風を効果的に呼ぶ構造であるとのことだった。詳細はすっかり忘れてしまっている。

しかし微気候ということばの意味合いが不確かなので、先ほど今あわててネットで検索したら、定義に随分差があることが分かった。どれが正しいか、わからないので並列してみる。

「地表面から地上1.5mくらいの間の大気層(接地気層)の気候。地表面の状態や地物の影響を強く受けて,細かい気象・気候状態の差異が生じる。接地気層の中ではわずかの高さの違いで気候状態がはなはだしく変化するので,地表面に接した所の大気層の気候は一般の気象観測が行われる高さ(地上1.5m前後)の気候とはかなり異なる。ふつうは水平方向の広がりはせいぜい100m以内の現象が対象になるが,小気候の意味で使われることもある。」(世界大百科事典 第2版)

「微気候とは、洞窟やオアシスなど狭い地域の地形、またはビルなどの建造物によって作られる、周囲の「大気候」とは異なる地域である。洞窟の中は外よりも気温が低く、生物環境なども周囲とは大きく異なる。オアシスには植物が密集しており、乾燥のために植物が無い砂漠と比べて対照的である。同様に、乾燥した地域を流れる川の河畔には植物が生育する。コンクリートで覆われたビルの屋上は、その性質のために温度が高い。しかし、植物を植えるなどして温度を下げることが可能である。また、地下や公園などの気候も周囲と異なる微気候である。」(wikipedia)

「地表より100メートルくらいまで(2メートル以下のこともある)の狭い範囲の気候。 → 微気象=「地表より100メートルくらいまで(2メートル以下のこともある),水平的には数メートルから数キロメートルの範囲に起こる気象現象。地表・地形・建物・植生・農作物などの影響を受けて微細な変化を生じる。農業や生物の生活環境に大きな影響をもつ。」」(大辞林)

 地上1.5mとか、地表から100mとか随分差がある。着目する範囲により定義に差があるようだ。ひとつの建物に注目するか、区画で考えるか、地形を単位にするか、考察する対象によっても恣意的に差が生じるようである。
 気候という概念自体が地球規模を範囲とするか、大陸、半島、島等々範囲の設定で違ってくる。比較する範囲によってより下位の地域を微気候というのかもしれない。絶対的な基準を持ってきても、厳密過ぎてもかえって不便なのだろう。

 とりあえず、今の時期の南北の気温差、風の有無の差を、体感としてリアルに感じたことが私にとっては重要なことであった。


 さて、朝の洗面をしていたら突然腰に痛みが走った。ぎっくり腰の再発らしい。さいわい痛みは軽いので、ゆっくり動くならば問題はない。しかし来週は旅行である。今週も明日から病院は3連休。用心をして久しぶりにいつもの整形外科で、温めながらの低周波電気治療を受けてみようと思っている。これが腰の筋肉の炎症に本当に効いているのかはわからないが、治療後は痛みも薄らぎ気持ちがいいことは確かだ。
 秋らしい陽射しを受けてのウォーキングは、残念ながら痛みや違和感が無くなるまで控えなければならなくなった。かなりがっかりである。

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