Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

1400年の文書主義

2012年02月09日 21時53分04秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日退職にともなう書類一式が送付されてきた。随分とたくさんある。同じく定年を迎える同僚が「こんなに面倒なくらい書類を書かなくてはいけないなら退職しなくてもいいや」と冗談を云っていたが、確かにそのとおりだ。何回も銀行口座を書かされ、住所氏名を記入し、はんこを幾つも押さなくてはならない。
 ひるがえってみるに、37年前採用されたときも研修を受けながら、やはり何枚もの書類を同じように書かされた。そのときはその場で説明を受けながらみんなで同じように記入していったからそれほど迷うことは無かったが、今回は説明文や記入要領を見ながらである。面倒で途中で投げ出したくなった。
 ようやく記入し終わったが、戸籍謄本やら住民票やら課税証明書などを別途手配しなくてはならない。本日1日では終わらないのである。日本は律令の昔からの文書主義、1400年後の我々までその影響を受けているといえば大げさなものいいになるのだろうか。だいたい普段の仕事では印鑑なぞまず使わないのに。
 とぼやきつつ、頂戴した高価な焼酎を一杯飲んで、本日の一仕事は終わった。