ヨー・ヨー・マのチェロ、エマニュエル・アックスのピアノで3番と5番、魔笛の主題による7つの変奏曲と、同じく12の変奏曲が同梱。昔から特にこの3番は好きであった。またチェロとピアノのバランスもよいと感じる。
第1楽章の朗々とした第1主題はいかにもチェロにぴったりの旋律である。これにつづくピアノの高音の音階もこの旋律にかみ合っている。チェロとピアノの掛け合いも好ましい。多くの場合、音階風の旋律というのはピアノで奏でると転がるようで美しいが、弦楽器でそれもチェロのような低音楽器で奏でるのは単調になりやすくむずかしい。この曲に限ってはこのチェロでの演奏が美しい。演奏者のヨー・ヨー・マの力量なのだろうか。シンコペーションもしつこくなく美しく響く。
第3楽章のアダージョのチェロの旋律も美しい。また高音で小刻みなチェロの律動でのピアノと掛け合いも面白い。
ベートーベンのチェロソナタという一群の中で、もっとも好きな曲だ。
第1楽章の朗々とした第1主題はいかにもチェロにぴったりの旋律である。これにつづくピアノの高音の音階もこの旋律にかみ合っている。チェロとピアノの掛け合いも好ましい。多くの場合、音階風の旋律というのはピアノで奏でると転がるようで美しいが、弦楽器でそれもチェロのような低音楽器で奏でるのは単調になりやすくむずかしい。この曲に限ってはこのチェロでの演奏が美しい。演奏者のヨー・ヨー・マの力量なのだろうか。シンコペーションもしつこくなく美しく響く。
第3楽章のアダージョのチェロの旋律も美しい。また高音で小刻みなチェロの律動でのピアノと掛け合いも面白い。
ベートーベンのチェロソナタという一群の中で、もっとも好きな曲だ。