shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

鳥海山へ行ってきました(その③ 9月末に見た花)

2020-10-01 20:14:39 | 山行・旅行
9月30日に鳥海山へ行きました。
山で見かけたお花をご紹介します。写真はお花を見かけた場所の標高が低い順に並べました。

山行の様子は、こちらをご覧くださいませ。 
 ・外輪山からの風景と新山
 ・ 鳥海湖のある風景

■ ノコンギク(キク科シオン属)それともゴマナ(キク科 シオン属)?


登山口の近くで見かけました。はじめノコンギクかと思いましたが、ゴマナのように思います。

■ ミヤマアキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)。


登山口近くから賽の河原周辺まで、多く見かけました。鳥海山の賽の河原は所々大きな岩が顔を出していますが、沢も横切り、お花がいっぱいです。
こんな賽の河原でしたら、住んでもいいと思いました。

■ ハクサンシャジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)。


登山口近くの登山道(遊歩道)脇で何本か観ました。写真は鉾立展望台で見かけたものです。

■ ミヤマトウキ(セリ科シシウド属)


賽の河原の手前の登山道脇で見かけました。本数は少なかったです。

■ ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)の残花。






賽の河原の手前の登山道脇でたくさん見かけました。もっときれいな個体もありましたが、写真を撮っていませんでした。

■ アザミの仲間の残花。


賽の河原の手前の登山道脇でたくさん見かけました。ほとんどが既に花は終わっていました。種類は分かりません。

■ エゾオヤマリンドウ(リンドウ科リンドウ属)。


賽の河原付近や鳥海湖周辺でたくさん咲いていたのに、あまり写真を撮っていませんでした。月山ではもっとましな写真が撮れたように思います。

■ ハクサンイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)。










御田ヶ原付近でたくさん見かけましたが、ハクサンイチゲかどうか不安です。私の印象ではこの花は雪渓が解けた後に真っ先に咲く花の一つです。

■ ミヤマキンバイ(バラ科キジムシロ属)。






やはり御田ヶ原付近で見かけました。この時期に咲いているのは意外でした。

■ イワギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属)。








外輪山のいたるところでよく見かけました。秋田県では絶滅危惧種1類に指定されているようです。
この時期の鳥海山を代表するお花ではないでしょうか。

■ ホソバイワベンケイ(ベンケイソウ科イワベンケイ属)の紅葉。


自信はありませんが、紅葉したホソバイワベンケイではないかと思います。番外編です。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
これで鳥海山のシリーズは終了です。
とても素晴らしい山でした。また、いずれ登ってみたい山の一つに加わりました。
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鳥海山へ行ってきました(その② 鳥海湖のある風景)

2020-10-01 17:37:29 | 山行・旅行
鳥海山へ行ってきました(その① 外輪山からの風景と新山)からの続報です。

今回の山行で撮った写真は500枚余り。シリーズ第2回は、その中で鳥海湖とその周辺の写真です。
写真は、撮影順に載せました。お花の写真はシリーズの最終回(次回)に、まとめてご覧いただきます。
では、スタートしましょう。

七五三掛から御浜に向かって下り、標高1692mで道が2つに分かれます。
真っすぐに太い道を進むと御浜へ向かいます。左へ折れると二の滝口・万助道、また鳥海湖を経て、吹上口、長坂道に向かいます。
鳥海湖を見るため左へ進みます。




手前の赤く色づいた葉はチングルマです。既に綿毛も見えません。


山腹には草紅葉が続いて見えます。


木道を下っていきます。




二の滝口・万助道へ向かう道と岐れ、少し登ると鳥海湖が右手に見えてきました。


振り返って山頂を見ると、新山にはガスが掛かっています。


鳥海湖は15万年前の噴火活動でできた火口湖で、別名を鳥ノ海といいます。
御浜小屋から七五三掛へ向かう登山道からも鳥海湖が見えます。しかし、ずいぶん下に見下ろすだけで、鳥海湖と山頂のツーショットも方向が異なるので見えません。






山頂にかかっていたガスが、運よく徐々に消えていきました。








鳥海湖と山頂のツーショットが撮れました。


登山道を歩きながら、ベストアングルを探します。


木道を入れて撮ってみました。


少し登ると鳥海湖がいったん見えなくなります。


長坂道・笙ヶ岳への道と御浜への道が岐れ、御浜方向へ進むと再び鳥海湖が見えてきます。


名残は惜しいですが、今夜の宿に向かうため鳥海湖を後にしました。


鳥海湖の写真を撮るため遠回りしましたが、その価値は十分にありました。
御浜から下山口の鉾立までは3.4kmで、ほぼ下りです。コースタイム110分のところを50分で下りてきました。
このコースタイムは緩すぎかもしれません。

次回(最終回)は、今回の山行で観たお花をご覧いただきます。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

鳥海山へ行ってきました(その③)へ続く。
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鳥海山へ行ってきました(その① 外輪山からの風景と新山)

2020-10-01 05:20:01 | 山行・旅行
鳥海山を初めて観たのは18歳の夏、新潟から青森まで自転車で走った中のある日のことでした。
山を隠していた雲が突然に消え、その山はいきなり現れました。天に突き上がるかのような、威風堂々とした大きな山でした。
残雪を抱き、海や空とのコントラストも申し分なく、その山はいつまでも私の心に残り、増幅していったのです。

9月30日鳥海山(2236m、日本百名山)へ行ってきました。
絶好の秋晴れの中、草紅葉に覆われた山を歩けたのは幸せでした。
撮った写真が500枚余りあります。その中で、先ずは外輪山からの風景と、新山(山頂)の様子をご覧いただきたいと思います。

初めての鳥海山なので、人気の高い象潟口から登りました。歩い道順は、鉾立→賽の河原→御浜小屋→七五三掛→外輪山(文殊岳→伏拝岳→行者岳→七高山)→頂上(新山)→御室(大物忌神社)→外輪山→七五三掛→鳥海湖→御浜小屋→賽の河原→鉾立です。
写真は、撮影順に載せました。お花の写真は3回に分けたシリーズの最終回に、まとめてご覧いただきます。
では、スタートしましょう。

外輪山の最高峰七高山(2239m)です。新山に向かう道との分岐から近いので、ザックを置いて往復しました。


七高山、新山の分岐から観た新山です。
登山道が見えます。新山へはここからいったん鞍部へ地形図では崖となっている岩場を50mほど下り、再び登り返します。標識には新山までの距離は500mとありました。
新山への登りは直登、下りは左に見える御室へ向かいました。


七高山山頂です。修験などの山岳信仰の歴史が感じられました。


七高山から観た新山です。岩だらけの険しい山に見えます。では、新山に向かいます。


鳥海山は活火山です。新山は1801年の噴火で生じた溶岩ドームです。ごつごつした大きな岩ばかりですが、ルートを外さなければ大きな危険はありません。






新山山頂に着きました。山頂は数名しかいられないほどの狭さです。写真を撮ってすぐに下山しました。


新山から下りる途中で、岩場のテラスで昼食を摂り、無事に新山から下りてきました。
御室(大物忌神社)を経由して鞍部に下り、外輪山に向けて50mの岩場(崖)を登ります。


振り返っての新山です。


七高山、新山分岐まで登ってきました。荷物が軽くなったからか、足取りも軽いです。
多くのハイカーが御室から谷を通る千蛇谷コースで下山しましたが、ガスが登ってきそうだったので、あえて再び景色の良い外輪山を歩きました。
また、数人のハイカーとしかすれ違わず、静かな山歩きが出来ました。そして、思いもしないサプライズも(後ほどご覧いただきます)。


しばらくは、外輪山からの風景をご覧ください。








七高山です。


谷の下の方にガス(雲)が出てきていました。日中、気温が上がると海から山に向かって風が吹きます。


2か所ほど梯子がありましたが、概ね歩きやすい道です。


振り返っての新山です。






西側の景色です。




下の方からガスが登ってきています。








先ほど申したサプライズはこちらです。イワヒバリだと思います。イワヒバリは全長18cm、北海道と中部以北の高山で見られますが、こんなに近くで観たのは初めてです。


それにしても、見事な保護色ですね。




日本海沿岸に並ぶ風力発電の風車が見えます。




歩いてきた外輪山の山々です。


外輪山から下りてきました。最後に、もう一度山頂をご覧いただきましょう。


そして、これから少し遠回りして鳥海湖へ向かいます。続きは明日ご覧いただきます。


鳥海山へ行ってきました(その②)へ続く。
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