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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(バングラデシュ)-130
6)バングラデシュを歩く
日記から-10
2月22日 (水曜日) 快晴
朝、昨日の食堂に行く。顔見知りになったようで、大変居心地が良い。
昨夜泊まったビルを出る時、トイレはないかと聞いたのだが伝わらず、我慢をして出発。
仕方がなく、しばらく歩いて橋の下で用を足す。
昼ごろまでにComillaに着くことが出来た。
ここでは靴を探す。今履いている靴はタイのチェンマイで買った靴で換えないともう後がない。
このチェンマイで買った靴は一日で穴が開いてしまったし、後ろの所がアキレス腱に当たり最悪の出発であった。
それを何とか持たして今日までに至った。
だから、今回靴を買う時は気を使って靴を選んだ。それだからか、現在まで半日使ったのだが、結構良い状態である。
それでも外見や作りはやはり安い感じがする。その価格は165タカ(1650円)である。
Comillaを過ぎてから、この国では最高級のレストランという感じのオーナーがお茶を奢ってくれた。
夕方、小さな町に着き、警察にボーディングハウスのことを聞いたら、ないというので、暗くなるまで歩いた。
その頃、学校を見つけたので、運動場にテントを張らしてくれないかと聞いたら、学校の前の家が泊まれるだろうと言う。
それが駄目でも回教のモスク(お寺)の後ろにならば、テントが脹れるとも言う。
結局、クラブハウスに泊まらせてくれた。
この町では皆が親切にしてくれて、町の町長までが出て来た。何だか俺は突然VIPになったようである。
ほんの1時間前までは暗い中ミジメに歩いていた時は「家なし子」の様で、人々は笑っていたのにである。
とにかく、VIPなので待遇は良くなりはしたが、人々はうるさいほど俺の周りに集る。
特に子供はうるさいし、程度をわきまえていないので、始末に悪い。
今日はとにかく、1泊出来たことがありがたく、また結構安心できる人と知り合ったので、良い一日であった。
出費292.00タカ
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