12、シンガポールからヨーロッパまで歩く（再インド）-238

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く（再インド）-238

9）再びインドを歩く

日記から-20

7月7日　（土曜日）　曇りのち雨

　今日は朝から1日中涼しい日であった。その涼しさのおかげで少し長く歩くことが出来た。
しかも、疲れが少なかったように思う。42～43ｋｍ歩いた時点でダバ（ドライブイン）がなかったので53キロを歩いてしまった。
このところ距離についてよく書くのだが、どうしてかというと本当に最近は体が動かないからである。
風邪はまだ治らないし下痢をまだしているし、体の調子が良くないのである。
それでも今日は何とか普通のように歩けた。ありがたいことである。

　昼にタバコ屋のような所で昼食を奢ってくれる。
そこでは多くの人が集まり、俺を取り囲むのであった。やはりここは田舎なので俺のような珍しい人間には野次馬根性で集まって来るのだ。
始めは馬鹿にしたような言い方をしていたので、俺が良い顔を出来なかったが、昼食を出してくれ話をする内に俺の心が打ち解けてきた。
彼らも俺のような珍しいが変な人間が自分の町に来て嫌だとか思わなかったのだろうか？
彼らも何にでも興味を示す好奇心の旺盛な人間達である。

　やっと、ダバ（ドライブイン）に着いた。
そこで、今日53ｋｍ歩いたと言ったらそこにいた人達がビックリしていた。
その人達の中に英語を話す人がいて、彼が村を案内してやると言ったのだが、俺があまりにも疲れていたので辞退した。
俺は風邪か何かで寒くもあるからである。

　足の裏の皮が非常に硬いのだが、それが剥け始めてそこと靴下の当たっている部分の靴下が破けてしまう。
硬い足の皮の表面がガタガタになり、ヤスリと同じ働きをしてしまうからである。
それで新しく買った靴下であるが今日一日で穴が開いてしまった。これから靴下が何枚あったら良いのだろうか？

出費　13.45ルピー