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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -403
13)イランを歩く
日記から-57
1月16日(水曜日) 曇り、雪
昨夜は雨が降っていたのに、今朝は雪である。
その後もグングン冷えてくる。昨夜は水が氷らなかったのに今日は持っている水筒の水が氷るのである。
今日の風は歩いている方向の右から強く吹いている。
それでここは車が右側通行だから普段は道路の左側を歩いているのだが、それでは車が通る度に風の影響を受ける。
だから今日は道路の右側を歩く。これでは風が右側から来ているので、車に影響を受けずに歩くことが出来る。
他には雪が降っているので、道路の上に降った雪が粉の様に横切るのである。即ち相当に寒いのであろう。
それはあたかも砂漠の砂のようであり、色がキナコ色ではなく白い色だけの違いである。
この強い風で久しぶりの寒さにより耳が痛い。さすがに回りに何もないから風も強いのであろう。
この後もこの様な寒さは多くあるのであろう。先が思いやられる!
今日は雪と風の為に白く煙っていて前が良く見えなかった。
そう言えば、パキスタンの砂漠では砂嵐で目を開けていられなかったことがあった。それとあまり変わりがない。
今日の風と雪でズボンの風が当たる右側は雪でバリバリに氷って、ヘバリ着いていた。
この状態でカフェに入るとそのズボンについた氷が溶け、濡れて冷たくなり嫌である。
それで溶けたからにはそのズボンが乾くまでストーブに当たり、外に出たくないものである。
今日は突然寒くなったので、目と鼻が出ているだけの覆面を使いたいが、それはバックパックの中に入っているから、出すのが面倒である。
仕方がなく、マフラーを耳が少しでも冷たくならないように顔に巻くが、歩いているとそのマフラーが落ちて来て上手く行かない。
とにかく、一日の内に、と言うか、半日の内にこうまで温度が下がってしまうのである。
だから、この後はもっと大変になるだろう。
足の靴擦れは昨日の休養で少しは良くなったようである。
少しは助かる。
今日はTakestanという町でホテルを見つけて泊まることにする。
連日のホテル宿泊である。少し贅沢なような気がする。
そのホテルのカウンターで葉書を送るのだが、この従業員が適当だ。
日本まで葉書を送るのは切手は幾らだと聞いたら、50リアルだと言う。しかし、テヘランでは25リアルで俺は送った。
それで聞き直して、テヘランでは25リアルだったことを伝えると25リアルだと言うのである。
次にアメリカまではいくらか聞いたら、40リアルだと言う。
これもテヘランでは外国は25リアルと同じであったように思った。
そんな訳で、この男を信用できないので、切手を貼りスタンプを押すまで待って見ていた。
とにかく彼は俺が言わないとしないのである。本当に適当であり、いい加減な人間だ。
7枚の葉書を送ったのだが無事届くのだろうか?(日本4枚、インド1枚、USA1枚、イギリス1枚)
今日のホテルのドミトリーの料金は1ベッドで300リアルである。これは普通のようだ。
出費 960リアル(郵便の200リアルを含む)