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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -395
13)イランを歩く
日記から-49
1月8日(火曜日) 快晴
日本人の病人に金を貸していたのが返って来る。
このカスピ海の小旅行の前に彼に貸したのであるが、俺たちが帰ってくる予定が6日でなく7日になり予定が狂った。
そんな訳でその日本人に会えなくなるかもしれないというので、早く言いに行けと回りのゴンタ、モハメッドは言うのである。
モハメッドは日本人でも金を持って来ないでテヘランに来てモハメッドに金を借りたり、旅行者同士で借りたりしているのを見て来ている。
お金を返さないで行ってしまう旅行者もいるのだそうだ。モハメッドは良く知っている。
そんな訳で俺にお金を早く返してもらうように言えという。
俺はお金が戻らなかったら戻らなかったで仕方がないと思っていた。
それで皆に言われてその日本人に会いに行くと、彼がホテルを出て行くほんの5分ぐらい前であった。
(何故5分ぐらいかというと5分後に彼が呼んだタクシーが来たからである。)
それでお金を返してもらった。皆がワイワイ言わなかったらお金は返ってこなかったようだ。
午前中に前に行った中央郵便局ではなく他の郵便局に小包が来ているというので出かける。
そこをやっとの思いで見つけたのだが、そこには小包がなく中央郵便局に行けという。
そこの人が申し訳なく思ったのかバス代を出してくれる。
夕方、今日もモハメッドと会い、預けた写真を取りに写真屋に出かける。そのついでに彼と夕食も取る。
どんな時でもこのテヘランでは何時も彼が金を出す。それだけではなくホテルの部屋にいてもいろいろ動いてくれる。
彼は本当にすばらしい人である。