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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -391
13)イランを歩く
日記から-45
1月4日(金曜日) 快晴
このカスピ海は良い、非常に暖かい一日であった。
カスピ海の海岸まで行き、そこを歩く。海岸に陸揚げしてあるボートに腰を下ろして座っているとここは春である。
テヘランとはあまりにも気温の差がありすぎる。このままズーとここにいたい気がしてくる。
また、海岸をオーストリア人のゴンタと歩くのではなく、美しい女性と歩きたいものだ。
カスピ海とオーストリア人の哲学者であり作家のゴンタ
このチャールースは大都会テヘランから比較的近い避暑地という感じである。
ところで、この街を2人で歩いていると警察官が警察署に来いと言う。検問である。
検問は俺にあまりチェックが厳しくないのだが、白人のゴンタには厳しい。
それは日本人にはビザを3ヶ月くれるが、彼らヨーロッパ人には1週間しかくれないのからもその様なことが言えるのである。
その他にも警察は暇なのと俺たちが珍しいので、権力を利用して暇つぶしをしているようにも見える。
それは如何でもいいような事を聞いたり、調べたりするからある。
それでゴンタは警察に対し怒って見せると警察はまたそれが面白くまた繰り返すのである。
そうするとその警察署の周りの人がまた何事だと集まってくるのである。
その後、隣の町ノシャー(Noshar)へ行く。
その街の中を歩き、また海岸に出て歩く。この対岸があのソ連なのだと思うと少し信じられない。
そう言えば、ここの人々の中にもロシア人の様な人もいるのである。
俺はこのノシャーの海岸よりチャールースの海岸の方が何だか好きである。
その後はこのカスピ海に来た目的であるノシャーの海岸沿のキャビアの店でキャビアの事を聞いてみた。
価格は何処の店も300gが1500リアルと1700リアルと2000リアルの物がある。
試しに試食させろと言っても、ほんの少ししか食べさせてくれず、味がよく分からなかった。
それにしても、感じたことはキャビアがそんなに美味しいものなのかと思ってしまったのである。
夜には昨日少し話をしたイラン人がやって来た。
結局、11時まで長い話をして帰って行った。彼は英語を勉強したいからか、長い間いた。
最後には早く帰らないかなと思ってしまったほどであった。