徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -402

2011-10-20 07:55:12 | 世界徒歩旅行記

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -402

13)イランを歩く

日記から-56

1月15日(火曜日) 雨

 今日は昨日と違い朝から雨である。
こんな砂漠のイランで雨が多いとは思わなかった。
また、足は痛いし、ズボンを縫わなくてはいけないので、今日もこのQazvinでもう一泊することにした。
他にも葉書を書かなくてはいけないということを理由として、このクジケマンはもう一泊することにしたのである。
昨日はドミトリーに泊まったが、今日は昼過ぎからダブルの個室に移る。
そこは狭い部屋であり、価格は600リアルであまり良いとは言えない。
それでも、とにかくマネジャーが良いのと、このチャーイ屋に集まる多くの人々を見るのが面白いので、まあ良いだろう。

 今日はそのチャーイ屋で面白いことがあった。
そこで本を読んでいる人がいると思えば、その斜め前である人がアラーにお祈りを捧げているのである。
そのお祈りをしている様子は完全に自分だけの世界であるから、前に冷蔵庫があるのだが気にしないのである。
他から見れば何だか冷蔵庫にお祈りしているのかと思うのである。

 何故このチャーイ屋はこんなに人が多く集まるのだろう。
マネージャーが良いのか、働いている人がいいのか?とにかく、老人から若者までが集まる。
ここはまさに西洋でいうパブであろう。ただし、ここでは酒を出さない。

 そう言えば、昨日行ったハンマム(銭湯)が印象的だった。
そこに入ったら大きなドームがあり、その真ん中に噴水があるのであった。
その周りには一段高くなった所にロッカーがあり、そこで服を脱ぎ、次の部屋に入った。
そこも大きなドームになっていて、そこには4つの水溜のタブがあった。
その水溜のタブに人が集まり、体を洗い、布も洗ったりもしていった。その周囲にはシャワーもあり、そこで最後には体を水で流すようだ。
ところで、水溜のタブから皆が桶を使い水を汲むのであるが、垢が溜まって汚かった。
それにタオルを貸してくれるのだが、人が使った後、ただストーブで乾かすだけだからか、そのタオルが臭かった。
その辺は良くないが、庶民の銭湯に入ったということで、このイランの庶民に触れたという感じである。

出費 1350リアル