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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -399
13)イランを歩く
日記から-53
1月12日(土曜日) 曇り
昨日今日と少し暖かい日が続いている。
だから、俺は近いうちに雨か雪が降るのではないかと心配している。俺としてはこの暖かさが続いてほしいと思っているが、雨や雪は嫌だ。
現在の道路の状況は道路の路肩に以前降った雪のとけたドロドロの土があり、乾いていない状態だ。
そのドロドロの土が横を通る車によってズボンに跳ね上がるのである。靴にはその土がたくさん着き重たくなる。
この様な状態だから、これ以上、雨や雪は降ってほしくないものだ。
Karajという町を朝過ぎる。
その後、しばらく歩いていると「お前はKarajから歩いているのか?」と話しかけてくる人がいた。
俺は「ザヘダンから歩いている。」と言うと彼はチャーイなどを奢ってくれた。
普通、それぞれの国でこの様に「何処から歩いているのか?」と聞かれたら、その国のはじめて入った都市の名前を言う。
それはもし、この時に俺がシンガポールから歩いていると言うと、聞いてきた人は彼の想像を超えてしまい、考えられなくなってしまうのではないかと思うからである。
今日はその他の人々もよく話しかけてきた。
今日の夕方は町に入ったが、そこではローソク、チーズ、ハルワー(ピーナツのクリーム)などを買いこの町を通過する。
その後はテントを張る場所を探すのだが橋のような所はないし、まだ人家が多いのでその場所は見つからない。
日も完全に暮れてから小さな小屋を見つけ、そこで今日は寝ることにする。
この小屋はダンボールで出来ているような小屋である。
出費 380リアル