徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(パキスタン)-302

2011-07-04 08:04:53 | 世界徒歩旅行

=========================================================================================
日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
=========================================================================================

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(パキスタン)-302

11)パキスタンを歩くまで

9月26日(水曜日)~30日(日曜日)の続き -2

 このカラチでは一つ困ったことがあった。
それは自動車が結構多く、しかもスピードが速いために、広い道路を横断するのに苦労をしたことである。
インドでは車が大したスピードで飛ばすこともなく、自動車の台数も多くはないから、道路を横断した時に苦労をした覚えがない。
その感覚でカラチで横断しようとしたら、駄目なのである。
ここは道路も広いこともあり、渡り切らないで、車がすぐ近くまで来ていて、危うく轢かれそうにしばしばなる。
この様なことではインドからもし日本に直接帰っていたら、車のスピードと台数の感覚についていけず、車に戸惑うのではないだろうか?
とにかく、インドからパキスタンに入りカルチャーショックを起こしたのである。

 カラチ(パキスタン)はインドに比べると他には物価が高いことである。
チャーイ(紅茶)が1杯で1パキスタンルピーである。インドの東の方では1ルピーで3~4杯飲める。
インドの首都デリーでも1ルピーで2杯飲める。
また、チャパティー(薄いパンのようなもの)がここでは50パイサ(ルピーの下の単位、100パイサで1ルピー)である。
インドではこのチャパティーが25パイサであるが、大きさがインドのものが半分ぐらいであるから、値段的には同じである。

 今日9月30日は魚を食べた。その魚は250gで6~7ルピーであった。(魚の名前は分からない。)
もし、インドとパキスタンの国境を越えていたら、この海の都市カラチに来ることがなく、トルコまで行っていただろう。
その様になると、魚などとても食べることは不可能であった。ここ、カラチに来たおかげで、新鮮な魚を食べられた。
ありがたい!

 
漁港で魚の水揚げをしているところ