徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(パキスタン)-301

2011-07-03 08:11:37 | 世界徒歩旅行記

=========================================================================================
日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
=========================================================================================

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(パキスタン)-301

11)パキスタンを歩くまで 

9月26日(水曜日)~30日(日曜日)―1

 インドを離れ、飛行機でパキスタンのカラチに来た。
ここで入国の時に一つ面白いことがあった。空港の中では入国手続きのため多くの人が列をなし、待っていた。
もちろん、俺もそこに並んでパスポートを手に持って、待っていたのであるが、その時であった。
入国の係員が、その大きな赤いパスポートを見て俺を呼ぶのであった。
「お前は日本人だろう。」と言いながら、俺を列の一番前まで連れて行って、すばやく入国させてくれたのであった。
この時、日本とパキスタンとの仲がいいのだと分かり、日本がパキスタンにずいぶん良いことをしているのだと思った。
日本に生まれたことをありがたく思ったし誇りにも思った。多くの日本を背負って苦労をしている人々に感謝である。
また、俺はこの日本の印象を壊すようなことをしてはいけないと思った。

 さて、この国に入り感じたことは国が違うと、いろんなことが違うのだということである。
このカラチはやけに町が広い。特に道路など広く作られている。それでか何だか町の感じがサッパリしている。
それでいて品物は豊富である。だからかインドに比べこの国の方が金があるように感じる。

 このカラチは上に書いたように街の感じはサッパリしているが、800万人が住んでいると言う。
高い建物がなく、だだっ広い街の雰囲気からすると、そんなに人が住んでいるとは思えないのである。

 市場などはインドに比べると綺麗だ。水道はカルキなどのような消毒薬が入っている。
あまり美味くはないが、インドの様に不衛生ではなさそうで、安心できる。