徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-64

2010-10-21 02:28:11 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-64

3)タイ編

日記から-28

12月13日 (火曜日)  曇り

 今日は昨日休んだので、さすがに足が軽い。Hua Hinを過ぎ、Cha Amまでは地図上からは海がすぐ横である。
しかし、実際は海が見えないどころか海から少し離れていて、海の景色は見えず、期待はずれである。

 今日はまた、年末、年始の挨拶のため切手とか葉書を買ったので、大変金がかかる。
それが58Bである。その他は35Bと何時も食費などは通信費よりか安い。

 今日は理想的にWatに5時前に着く。ユックリできる。すぐに水浴びをして、奉仕の意味で少し床拭きをする。
この奉仕が体の疲で大変であり、参った。!
食事をしてしばらくして、あのマレーシアで出来ていた体に湿疹のような物が出来ているのを見つける。
Wat(寺)で食べる物について気を使わなくてはいけないと思う。
それはモンク(坊さん)は食糧を毎朝家庭からもらってくるから、気候が暖かいので夕食時には悪くなりやすいからである。
托鉢したものはモンクは夕食を食べないことから、余っているので俺はそれを食べることが多い。

 ところで、Watではモンク以外にネンという子供(周囲の家で経済的問題で育てられない家の子供)がいて彼らが夕食を食べるのであるが、朝の残り物である。
このネンをもう少し詳しく話すと、家々では経済的に大変なことから教育が出来ないので、お寺が彼らの教育をしてくれるのである。
日本も昔はこの様に学校がなければ、お寺で学校代わりをしていたようである。
このネンは即ち、お寺に預けられた子供である。彼らは毎朝モンク(お坊さん)と一緒に托鉢に付いて行くのである。
この様にネンがモンクの身の回りの世話をする代わりに、教育を受けるのである。



 お寺に預けられたネン、お坊さんのお世話をする。

話を元に戻すと俺も夕食は今朝の物か、その前の日の物である。いや、もっと前の物かもしれない。
この様に古い物を食べているから、体に湿疹ができたのであろう。これからは気を付けて食べないといけない。

 Watに着き、十分に今日は時間があるので、荷物を置いて300mぐらい離れた小さな市場へ行く。
何時もと違いバックパックがないので旅行者のようには見えないから、タイ語が話せない俺を「こいつは何者だろう。」という風に多くの人は見ている。
それでも、いろいろな物を食べて見た。
例えば、卵を甘いお湯のようなものの中に入れその他には白い具が入っている。卵は半熟の状態である。
この食べ物は大変甘い。その他コーヒーも飲んだが大変甘い。
フルーツはマレーシアで「石のフルーツ」と呼んでいたバトゥーフルーツを食べて見た。
これはまずくもなく、美味くもないものである。ただ、マレーシアでは1kgを3ドル(約30B)と高かったので食べなかった。
ここでは小さく切って5Bで売っている。それを食べたのだが、あまり美味い物とは思わない。

Cha Am を7km過ぎた所のWatに泊まる。
 出費93B

 追伸:今日、茂みの中の小さな川にワニがいるのを見た。
そのワニはすぐに逃げてしまってあまりよく見えなかったが、それほど大きくないワニであった。
遠くから見たので正確ではないが、1.5mぐらいであったと思われる。まだこの辺では野性が残っているようである。