徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-51

2010-10-08 06:54:52 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-51

3)タイ編

日記から-15

12月1日 (木曜日)  雨のち晴れそして曇り

 今日から12月でこの辺では乾季の時期に入るという。それでも朝には雨が降って少し寒い12月の初日となる。
今日はそれに風も結構強い。皆がバスを待つ小さな小屋で休んでいると寒く感じるのである。
このぐらいの気候が歩くには最高の日である。

 今日は Surat Thaniを離れ歩き出す。やはり俺は歩くのが当たり前なのかもしれない。
歩いている時が一番落ち着き自然であると思うのである。

 4112号の地方道路は車が少ないからそこを歩こうと思ったが、結局、それが分からず国道41号を歩く。
この道はメイン道路であるから車が多く、その道路にはトラックが休憩のために止まっている所がある。
その横を通り過ぎる時、多くのトラックの運ちゃんが「バンコクに行くなら乗せていくぞ。」と言ってくれる。
俺がヒッチハイカーなら一発でバンコクまでいけるのであるが、運ちゃんたちには断る。

 このメインの国道41号線は周囲に人があまりいないのには驚く。人家が少なく、村があまりない。
即ち、食べ物を手に入れる店があまりないということである。それに泊まる所も少ないということである。

 今日、40km以上歩こうと思ったが、36kmぐらいの所まで歩いた時、周囲の人に先の道のことを聞く。
人々はこの先には何もないというので、俺が近くのWatに泊まろうとお願いしに行く。
このWatでは始めは泊まっても良いと言いながら、後では400m先に警察署があるのでそこに行けと言う。

 この警察署では始め泊まれるかどうか分からなかった。
それは皆がメコンというウィスキーを飲みながら楽しく食事をしている時であったからである。
結局、泊まることは出来るが、彼らは一体何を考えているのであろう。
担いでいる俺の少ない荷物の中のウインドブレーカー、本、他の品物をくれとか触るのである。
他にも皆が酒好きで俺を椅子に座らせるとすぐにメコン(タイの一般的なウィスキー、この下にもクワントンというのもある。)をくれる。
皆は警察署の中でカードをして賭けてもいる。この国の警官は皆がこの様にいい加減なのであろか?

 Ko Samuiで足の裏を海で切ったのが今になって痛くて仕方ない。
左足の親指と右手の親指が腫れて膿んできた。痛い。 Ko Samuiでは良い思いをしたのだが、後になり祟りがあったのかな。

警察署で泊まる。
出費18B