徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-53

2010-10-10 15:34:12 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-53

3)タイ編

日記から-17

12月3日 (土曜日)  曇り

 昨夜は俺とこの店の子供とが店の方で寝たのだが、この子供結構良い奴であった。
それは大変働き者であり、他の誰よりも英語が出来るのであった。

 朝6時前の暗い内に店の子供の両親が店を開く為にやって来る。朝の準備で忙しそうである。
朝飯を炊いたり、バナナの葉でバナナとご飯を包んで焼く物などを作って本当に忙しそうに働いている。
普通、多くのタイ人は住所を一方的に教えて手紙を催促するが、この店はそんな様子もない。
俺が住所を聞くまで、住所を教えてくれなかった。
また、朝食を腹一杯食べさせてくれ、おまけに昼食にバナナの葉で包んだ食べ物を持たせてくれる。
コックンマ!(タイ語のありがとうである。)

 この周辺は土地が肥えていないのであろう農地として利用されていない土地が多い。
Surathaniの後、本当に人家が少なくなってくる。幸い天気が曇りで、水やコーラをあまり飲まなくていいので助かる。

 今日はLang Suanを過ぎた所のWatに泊まる。
今日、45km歩いた所で夕食を食べ、お寺は何処にあるか聞いたところ、この先10kmだという。
一日55kmのペースにしては昼の時間があまりにもユックリしすぎていた。
それでもう一度、他にないか聞いてみたところ道から2km離れた所にWatがあると言う。
明日、また2km戻ることになるが、仕方なくそのWatにすることにする。
この夕食を食べた食堂というか屋台という感じの店の女の人々は皆が非常に美しい。
だから、また明日会おうと思い、戻ってきて、朝食を食べると言って別れた。

 Watを見つけるのに時間がかかる。彼女の教え方が悪かったのか?
仕方がなく、タイの国旗がかかっている所で道を尋ねる。
何しろタイの字が読めないので、その国旗であれば国の何かの機関であるから間違いがないのである。
その国の機関の人がバイクに俺を乗せてWatまで連れて行ってくれる。道が分からずに過ぎ去ってしまったかたちで、連れ戻してくれる。

 このWatは小さくてモンク(坊さん)も多くないので大変助かる。モンクが多い所では質問が多く面倒くさい。
ここの住職が良い人らしく見え、1人遠いラオス近くのWatからここまで来て学んでいるのか、修行しているそうである。
彼は今まで会ったタイ人の中で英語が一番できるように思える。

 Lang Suanの近くのWatで泊まる。
 出費17B