徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-56

2010-10-13 07:08:50 | 世界徒歩旅行記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(タイ)-56

3)タイ編

日記から-20

昨日の日記 「12月5日 (月曜日)  晴れ の続き。

 今日も夕食を取りに入った店で泊めてくれる。
今日、会ったヒッチハイカーのヤツとは違うのだと思っていても、結果は人々の親切を受けていて同じである。
ここでは泊めてくれるだけではなく、食事までくれ、親切にしてくれる。
あのヒッチハイカーと同じような結果ではあるが、俺はそれでも彼とは違うのだと思いたい。

 食べ物のことで思い出したことがある。俺は歩いている途中の食事は道路脇の小屋で食べることが多い。
この小屋とは前にも書いたようにワラの屋根だけで4面が筒抜けである。
この様な店は殆どがおばさんがやっていて、ご飯や冷麦のような物にタイのカレーをかけたような麺を売っている。
それに生野菜や周りで取れた草を生で食べ放題に食べられるのである。
生野菜はキュウリの輪切り、えんどう豆(生)、モヤシなど、他にも酢の物などある。
日ごろ俺は栄養不足ではないかと思っているのでこの様なものを食べられるので大変良いと思っている。
この様な店では最後に水ガメから金属のボウルで水をすくって出してくれる。
もちろんこの水は雨水で沸かしてはいない。その金属のボウルでそこにいる人々が回し飲みをするのである。
大変、その水は美味しい。「汚い」などという人は誰もいない。
俺などは唇の周りに乾かないようにリップスティックを着けている。俺はノドが乾いているので、そのクリームを拭き取らずそのボウルから飲んでしまう。
水を飲み終わった後、自分のTシャツで口を拭った時にそのクリームがTシャツに着いているのを見て俺が皆に申し訳なく思ってしまうのである。

 今日はChumponを過ぎ、Tha Saeまで5km足りない町Chun Waの食べ物屋で泊まる。
 出費21B