抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

私は、【歯を抜かない理由】を探って、日々、治療しているのです。(抜く口実なんかではなく。)

2018-10-01 | 歯科治療

…➰〰〰…、《人間、異常な世界に馴染み、慣れると、平気で人を殺すこともあるのです。》



さて、まず、また初心です。

「歯を抜くのは、医者でもできる。(医者の方が上手いかもしれない。)

歯を残すのは、歯医者しか、できない。」


歯医者は、今、「気楽に殺ろうよ。」=「気楽に抜こうよ。」の世界にあります。


今、先端機器?と称して、見えすぎて?それを理由に、歯を安易に、抜く歯医者が、増えました。

(新手の詐欺です。でなければ、……自分の治療技術=スキルがないのを、ごまかしてるか。)


いずれにしても、情けない話です。

恥ずかしい話です。

バカですよ。


私の所には、全国から、また、新手の詐欺の犠牲者が、駆け込んで来ます。


今までの、抜け抜け詐欺に、加えてですからね。


つまり、こうです。

CTやらマイクロスコープやらの画像を、これ見よがしに見せるわけです。

(CTもマイクロスコープも、先端機器でもなんでもないのに。)


で、歯のヒビやら、亀裂やらの写真やら画像を見せて、

「こんなに、歯にヒビが入っています。

もう、この歯は割れています。もちません、ダメです。

抜きましょう。」

と、患者さんを誘導してゆくのです。


歯は、皮膚の仲間です。

誰でも、自分の肌を見てください。

ましてや、虫眼鏡やら、拡大鏡で見れば、ヒビのない肌などありません。



先ず、また、繰り返します。

〈歯は、噛む、噛める…だけでなく、味わっているのです。

歯は、噛むだけの為にあるのではないのです。


実際、歯があれば、歯でも味わっているいるのです。

美味い、不味いと、歯でも味覚をキャッチしているのです。〉


【今更ですが、それは、自分の歯の
みです。

インプラントも、もちろん、義歯、入れ歯には、味覚をキャッチする、膜(まく)=歯根膜(しこんまく)がありません。


だから、根だけでも、歯が残っていれば、歯並びも悪くならないし…、

歯の根の上に、被せものをしても、歯が残っていれば、

義歯も、入れ歯も安定するし…、

何よりも、味覚もキャッチできるのです。

食事は、歯でも、味わって、食べているのです


自分の歯は、美味い、不味いと、食し、味わっているのです。


噛み心地だけでなく、そこに、自分の歯があれば、

味覚もキャッチしているのです。】


だから、むやみやたらに、焦って、安易に、自分の歯を抜かない(抜かれない)ことです。


「もう、この歯は、根っこだけです。

歯を作れません。噛めません。

抜きましょう。」

と言われても、

一旦は、引き下がって、考え直すことです。



インプラントの上に、義歯を、入れ歯を安定させて、よく?噛めるようにする、というやり方があります。

(通常、片顎だけで、2百万~4百万円です。)


それなら、自分の歯の上に、義歯、入れ歯を安定させた方が、…

経済的にも、噛めるだけでなく、(味わえるのですから、自分の歯は、味覚もキャッチできるのですから、)

生理的にも、得策です。


《あとは、患者の自覚と、歯医者の自覚と、治療技術=スキルと…と、ポリシーにかかります。》


人間、結果は、死です。だからこそ、プロセス=過程です。


人生=プロセス重視です。

【いずれダメになるから、骨のあるうちに抜きましょう。ではなく、

できるだけ、歯を長生きさせましょう。が、歯医者の務めでしょう。


癌の患者に、いずれ死にます。早く死なせましょう。と、薦める医者がいますか?

歯医者は、あまりにも、愚かです。

騙されないこと。

その手の口車に乗せられないことです。】


[ドラえもん]を創った、天才、藤子・F・不二雄の漫画に、

《気楽に殺ろうよ》

という作品があります。


こんな話です。

[主人公が、ふと、目覚めると、世の中の価値観が変わっています。


そこでは、食欲は、恥ずかしく、人前にさらすことではなく、食事は、秘め事になっています。

で、反して、性欲は、あからさまに、人前でさらし、セックスも、隠すこともなく、秘め事ではありません。

裸も何者、あっけらかんです。


食欲、性欲という人間の本能の価値観が倒錯、入れ換わっているのです。


性欲、セックスが、日常生活の中で、それこそ、自然に、為されているので、生命=命というものが軽んじられ、殺人も、人を殺す権利も許されています。


反して、食欲は恥ずかしく、食事は、人前ではせず、秘め事になっています。


商店街でも、デパートでも、ビルの中でも、どこでも、レストラン、食堂はなく、食料品売り場はありません。


主人公は、もちろん、最初は戸惑い、家族に、みんなに、狂った、倒錯した世界のおかしさ、価値観の入れ換わった世界の狂気、異常を、訴えます。


正常になれ、正気になれ、正気に戻れ、と。


しかし、狂っているのは、主人公の方だと、病院に行かされ、医者に、倒錯した世界の、今の、この価値観の入れ換わった世界の正常さ、主人公の方がおかしい、狂っているのだ、と諭され、説得されていきます。


食欲をさらけだし、隠さず、恥ずかしがらす、……

性欲を秘め事、隠し事、恥ずかしいと思っている、主人公の方が、異常だと、非常識だと……


医者に、家族に、諭され続け、説得され続けられるのです。


で、やがて、主人公は、その倒錯した世界に馴れ、…洗脳され、マインドコントロールされてしまうのです。


《狂った世界の常識に馴染み、慣れていきます。住み慣れていきます。》


〰……で、ある日、主人公が、その倒錯した世界に馴染み、殺人をしようと、決心して、ナイフを手に、外に出ると、


と、場面が一転し…、

実は、元の世界、通常の世界、食欲は自然に、性欲は恥ずかしく、秘め事の価値観の、倒錯のない世界に戻っていたのです。


しかし、【その主人公は、正常な世界に戻っているのに気がつかず、ナイフを手に…人を殺そうと、自信満々で歩いている……。
気楽に殺ろうと、

ナイフを手に、憎んでいる相手を目指し、笑いながら歩いているのです。➰〰〰…。]


というところで、藤子・F・不二雄の漫画は、巧く、唐突に終わっています。


正直、《気楽に殺ろうよ》

という作品は、おもしろいですが、

藤子・F・不二雄のものとしては、傑作ではありません。

(天才、藤子・F・不二雄の漫画は、もっともっと、素晴らしい作品がたくさんあります。)


人間、価値観が倒錯すると、殺人も辞さない。


気楽に人を殺すこともあるのだ、という、人間心理の危うさ、弱さ、恐ろしさを考えさせ、

わかりやすく、恐ろしく、不気味に、妙に、説得力をもって、描いている作品ではあります。


考えさせられます。


今、歯医者は、金に取り憑かれた歯医者は、
さしずめ、

《気楽に抜こうよ》〰……。

というところでしょうか?


【私は、歯を抜く時は、深刻に悩みます。】

考え、熟慮し…患者の歯を、口を、口全体を見て、観て、診て、…

話も聞いて、


悩みながら、(時には、恥ずかしく、)無念の思いで、私は、歯を抜きます。


因みに、患者さんも言ってくれますが、私は、歯を抜くのも、抜く技術=スキルも上手いです。

(実感として、私は、歯の神経の専門医なので、麻酔が痛くないです。

痛くなく抜くし…

抜いた後も、

…歯を抜かない処置も、手術も、術後も痛くないです。

麻酔も上手いです。)


だから、「何で、歯を抜くのが、そんなにいけないの?悩むの?深刻なの?」

と、しれっと言う、うそぶく、ボンクラな歯医者の気持ちがわからないし…わかりたくもありません。


患者さんなら、まだ、ともかく、…

…歯医者がそう言うのは、恥ずかしいことです。


で、抜かないと酷い目にあうとか、

いずれダメになるから、今のうちに抜きましょう。とか。


患者をおどしすかして、騙し、

不安を煽り、

患者さんを不安にして。

呆れます。


患者に希望を持たせるのが、生きる望みを持たせるのが医者でしょう。


【歯医者も、医者の端くれです。】

歯を抜くのは、医者でもできるのです。

(そこらの凡庸な歯医者より、医者の方が、上手く抜くでしょう。)


【歯を残す治療は、医者にはできません。

医者は、歯を残す治療は学んでいません。

歯を残す治療の、その技術=スキルの授業、修行、実習、修練は、医者は知りません。

全くしていません。


歯を残す治療は、医者にはできません。


歯医者だけができるのです。】


歯を抜くのに、何らの抵抗もなく、悩まないなんて、

バカです。愚かです。恥ずかしいです。呆れます。


よく、歯医者は医者でないと言われます。

【悩まず、歯を抜く、なんていう歯医者は、恥です。

こういう歯医者は、医者でないことは、もちろん、歯医者でもありません。】


第一、治療を、どんな治療にしても、気楽に、悩まずに、何らの抵抗もなく、するなんて、プロではありません。


プロは、結果オーライではないので。

プロは、結果オーライではいけないのです。

【プロはプロセス重視です。】


プロセス重視を、プロフェッショナルというのです。

それを、一流のプロ、優秀なプロというのです。


私は、プロフェッショナルを重んじ、尊敬し…自身、誇りに思います。


私は、頑固な、

時に、つむじ曲がりなプロ、プロフェッショナルな歯医者です。


〈たかが歯、されど歯、です。

不安を持たず、煽られず、

騙されず。〉


[歯では死にません。

大丈夫です。安心してください。


しかして、また、だからこそ、自分の歯を、労り、可愛がり、いとおしく、大切にしてあげてください。

単純に、素直に、シンプルに。


歯は、抜いたら(抜かれたら)

もう、二度と、生えてこないのです。

生き返ることはないのです。]


私の本、

【やってはいけない歯の治療・KADOKAWA】

【この歯医者がヤバい・幻冬舎新書】

改めて、よろしくお願いいたします。


電子書籍、ウェブ、ネットでも、好評です。


私の、医学的評価も得られた、歯肉マッサージを始め、

その治療技術=スキルが評価され、

[日経ヘルス]に続き、

[PHPからだスマイル]に、

私の記事が載ります。


真面目な雑誌です。

取材してくれた編集者も、美人で、素敵な人でした。


セクハラ?あり得ませんが、今、(もちろん、下衆な男もいるからですが、)

女性を誉めるのも、難しくなりました。


政治も悪いのです。


痴漢を擁護したり、強姦をしたジャーナリストが、捕まらなかったり。

(強姦は殺人以上の殺人です。

強姦には、正当防衛はありません。)


私は保守です。

保守は、本来、懐が深く、多様性を尊重するものなのです。


人の口を封じるのは、共産主義はもちろん、むしろ、左翼、革新の方です。


【本来、正当な保守は、言論の自由を最重要視するものです。

今、閉塞感がひどく、政治が、政治家が劣化しました。


どうか、抜け抜け詐欺=インプラント教に、騙されず、洗脳されず、


セクハラならぬ、デンタルハラスメントにも、改めて、注意してください。


歯科の世界は狭いです。

(これは、あらゆる業界にも言えることですが。)


《歯を平気で抜く歯医者も、

平気で抜いても、(抜かれても、)いいと思っている患者も、……

価値観の倒錯した異常な世界に居るのです。》


それが、常識だと、異常が常識だと、視野が狭窄した世界に。


ふと、立ち止まって、別の世界の、世間の、一般常識に、目を向けることです。

照らし合わせるだけでいいのです。

(医学常識でも)


平気で歯を抜く(抜かれる)なんて、異常です。

異常な世界なのです。


《平気に…歯を抜くなんて、平気に、なんて。私に言わせれば、狂気の沙汰です。》

目を覚まして、目覚めることです。


【今、歯科界には、価値観の倒錯した、非常識が常識だと思い込んでいる、…


気楽に歯を抜こうよ。=気楽に殺ろうよ。

という輩が目白押しです。

金儲けに取り憑かれた狂気の歯医者が、いっぱいいます。たくさん居るのです。】


これは、どんな業界にも云えることです。

「おまえの常識は、非常識。」

みたいな。


(自戒を込めて)
人間、時に、他の世界にも目を向けて、視野狭窄に陥らないことです。


目を覚ましてください。


気楽に、歯を抜かない(抜かれない)で、=…➰〰

気楽に殺られないことです。


改めて、私の拙著、

【やってはいけない歯の治療・KADOKAWA】

【この歯医者がヤバい・幻冬舎新書】

読んでみてください。

電子書籍でも評判です。


《人間、異常な世界に馴染み、慣れると、平気で人を殺るのです。殺人をも、平気で犯すのです。》


藤子・F・不二雄は、天才です。………。
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