抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

今や、《心身共に》、ではありません! 心も肉体です。〈心は肉体です。〉

2023-11-23 | 歯科治療

「抜くんだったら、CTなんか撮るなよ! 

無駄に撮るなよ!

患者から、金取るなよ!…!!」


私は、改めて、繰り返し、強調したい。

本当に、こうした無駄な金を取られる患者さんが、増えました。

要は、やっぱり、金儲けです。


【素人を騙さないのが、プロです。】

もちろん、患者は素人です。


私は、自分の患者で、インプラントのせいで、歌えなくなった童謡歌手の話を記しました。


あと、モノマネができなくなった、芸人も、少なからずいます。

とりわけ、動物のマネです。

口笛、指笛が、できなくなるのです。

(有名な芸人です。晩年は渋い脇役に徹してました。)

ピーッとか、ヒューヒューとか、ピューッとか、鳴らせない、音が出ない、空気が抜けてしまうのです。


あとは、私の患者ではありませんが、

云うまでもなく、かの都はるみです。

で、咄家では、喉頭ガンで亡くなかった、天才、立川談志です。

(喉=口のガンにインプラントなんて、殺人=自殺行為です。)


都はるみは、インプラントに、1000万以上かけて、歌えない、降りもできない、何もできない、インプラント欝(うつ)になり、表舞台から去り、隠遁生活、引きこもり…まるで、世捨て人です。

《歌を忘れたカナリアも哀れですが、…歌を忘れてないのに、歌えないカナリアは、もっと哀れです。》


アメリカの社会学の教授が、云います。

「最も、困難なのは、善か悪かの見極めではなく、

許される悪か、許されない悪かの見極めである。」

もちろん、凡人の私も、人間、一生の悩みと葛藤だと思います。


大方、みんな、(わかっていても)、私には起こらない、です。

災害も、私は大丈夫、と思うものです。(もちろん、それが普通で、被害妄想も、杞憂も良くないです。)が、…です。


今、歯科の医療費は、ここ10年以上、変わってません。


だから、歯医者は、保険では食えないので、保険外=自費診療に頼ります。

で、とりわけ、100%自費のインプラントは、魅力です。


【なかでも、(私の専門、歯の神経の治療、保存治療)に至って

保険だと、せいぜい、1本、4千円…、

インプラントは、通常、1本、40万円。

何と、100倍です。】

これでは、
患者さんは、歯を残す治療は、簡単だと、思ってしまいます。


【歯を残す治療は、歯医者の間では、最も難しい治療です。
インプラントも1時間かかるなら、保存治療も1時間かかるのです。】

(勉強している歯医者ほど、それがわかるのですが、…今は、ボンクラが、より、増えました。)


だって、インプラントをすれば、その100倍の儲けです。

目が眩みます。

《10倍なら、まだしも、100倍です。10倍でもおかしいですが、100倍は、酷い


民主主義の原点は、【主権在民】です。対して、

共産主義は、《主権在国》が、原理原則です。

何よりも、秩序が最優先、それが共産主義です。


スマホのおかげ? で、自分で考えなくなりました。

(面倒くさい、早く決めたい、さっさと、決めてほしい。

保身、自分は責任は負いたくない。

巻き込まれたくない。

クレイマーが、いっぱいだ。)


責任回避、世界中、民主主義の崩壊前夜です。


今、民主主義を標榜している国や地域は、半数を切っています。


AIの発達、進化も、もちろん、大きく関与しているのは、云うまでもありません。……が、それだけではないみたいです。 


【間違えたら、引き返せばいい。】

この民主主義の原則が、今、加速度的に失われています。

ところが、スマホで、物事、さっさと、決めたがる、済ましたいのです。


グダグダしているより、効率よく、きめればいい。


これが、民主主義の衰退=共産主義の台頭、独裁です。

皆、中国の縛りを非難し、嫌がりますが、

《秩序が最優先=主権在国なら、中国の姿勢は正しいのです。》


だから、私は、言ってます。
私は、隠ぺいはいけない。

安倍政権は腐敗政権だと。
で、今もです。

で、私は、バリバリの保守だと、三島由紀夫の言う保守だと。


[人間は、あらゆる面で、AIに及びません。

膨大なデータに基づく、論理、確率、統計。

人間が、AIに、敵うはず、敵うわけがありません。]


しかして、また、…、

この神学者が云う言葉が、とりわけ、強く、身に沁みます。

「命令の意義(意味ではありません)は、裏切らないAIには、わからないのです。

人間は、命令に従わない、裏切ります。

そこは、
神の領域です。」

との言が。


[健康第一ですが、大切なのは、養生です。]

90歳を過ぎ、今も、かくしゃくとして、活躍している作家の五木寛之氏は、言っています。

「趣味は、養生です。」


逆説的ですが、肝心なのは、健康より養生なのです。

五木寛之氏、朝寝て、夜中に仕事をしています。

それが、90年、今も現役です。(さすが、足は歩くと痛いので、杖は使っていますが。)

通常だと、五木寛之氏の生活は、不健康そのものです。

【要は、精神云々でなく、身体も、肉体も含めて、己を知ることに、養生の全てがあるのです。心身一体です。

養生が趣味。】

私は、五木寛之氏を尊敬し、憧れます。


私は、年をかさね、普通に、早寝早起きです。

だた、私の養生で、私は、朝食は取りません。


《あなたは、自分の歯が養生ですか? インプラントが養生ですか?

インプラントは、入れ歯の一環ですよ、歯ではありません。》


いつもながら、私の本、

よろしくお願いいたします。

【この歯医者がヤバい・幻冬舎新書】

【やってはいけない歯の治療・KADOKAWA】


【歯医者のホントの話・KKベストセラーズ】


インプラント教=(歯医者でない)インプラント業者に騙されて、歯を抜かれない(抜かない)ように!


で、結構、インプラント業者に、乗せられ、ヨイショされている歯医者もいるのです。

ひどい目に遭わないでください。


歯を抜くのに、何で、CTを取るのでしょう。

《CTで、歯を抜くように仕向けて、100倍儲かる、インプラントに仕向けて、儲ける》


ハイリスク、ハイリターン?
殺さなかったら、ぼろ儲け。

ハイリスク、ロウリターンの、保存治療する奴は、アホだ、……ですか。


私は、平凡で、非力ながら、今、また、考えます。

(多く、皆も、また、考え、実感してください。)

便利なスマホを手離せない生活は、より、忙しく、せわしなく、時間に追われていることを。

といって、スマホは、やはり、必要です。


繰り返します、

さきのアメリカの社会学の教授の言。

「最も困難なことは、善か悪かの見極めでなく、

許される悪か、許されない悪かの見極めである。」


私は、インプラントを全否定するものではありません。

CTも然り。

但し、CTを撮って、歯を抜くのは、許されない悪=確信犯とも思うものです。

(たとえ、SNSとクレーマー全盛でも)、立ち止まり、迷い、悩み、つかえるのが、民主主義です。


【歯科の初心は、歯を残すことにあります。】


AIとSNS、全盛の今、そして、ますます、これから。

【人間以上に、人間のことを、人間らしく、悩み、悩み続けた、鉄腕アトム。

その悩みは、永遠のテーマ、不滅です。】


改めて、私の本、

本を、読んでください。……。

 


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