歯医者が言いたがらない真実、歯科と医科の決定的な違い
(それも、きわめて身近な… … !)
【幻冬舎新書】で、私の本が発刊されています。
(よければ、本屋で、手に取ってみてください。)
よろしくお願いします。
歯の本は売れないと云われます。
何故か?
誤解を恐れず、しかし、正直に断言します。
歯医者も、患者も、歯を大切にしてないからです。
「歯では死なない。」と思っているからです。
歯医者はもちろん、患者さんも、どこか、
歯をナメテいるからです。
歯医者は、やたら、歯を大切にしろ、と煽りますますが、
その実、
《歯では死なない。》 と思っているのです。
歯医者自身が、歯をナメテいるし、
患者さんの方も、
《言うほどには、歯は大切だと思っていないのです。》
どこかで、
【歯の病気では死なない。】と思っているのです。
歯医者も同様です。
ただ、
私はここで、改めて、断言します。
【私は、繰り返し、再三再四、言っています。
言い続けています。
【歯の病気では、通常、死にません。
だけど、歯は大切にしなさい。】
私は、《歯でも死ぬから、歯を大切にしろ。》
[歯でも死ぬから]とは断じて言いません。
私は、【歯では死なない】けど、{歯を大切にした方がいい}、 と、繰り返しているのです。]
私は煽りません。
ましてや、
「早く抜かないと酷い目にあいますよ。」とか、
「抜かないと癌になります。」
とか、デタラメなことは言いません。
さて、歯科の本に比べて、医科の本は、わりと売れるのです。
多少、噴飯ものでも、売れることがあるのです。
《長生きする…には…》とか、
《こうすれば、寿命が10年は延びる…》
とか、
《癌になりにくい体質はこうすれば作れる…》
《この運動と食事で長生きしよう… …》
…云々… …。
この手の本、医科の本、は、買う人が、結構それなりにいるんですね。
もちろん、優秀な医者のものもありますし、
真面目なものもあります。
書名だけでは、もちろん判断できませんが。
(しかし、書名は大切です。)
私の本は、書名に若干の不満はありますが、
幻冬舎新書の編集長が、かなり、検討し、
考えてくれたのです。
新書ということと、
あとは、出版社としては、少しでも売れてほしいし… …。
【幻冬舎という、ちょっと癖のある出版社】の性格もあり… …。
さてさて、此処までは、私が本を出したことと、歯科の本が今一つ売れないことを、なぞりましたが、
さらに、もう一歩、踏み込みます。
まず、《歯科は、医科に比べて、ここ10年、ろくに進歩していないのです。》
医科はどうでしょう… …。
この10年で、明らかに、10年前の治療をしてたら、通じません。
再生医療だけでなく、先端機器を取り入れた、
手術、(検査も含め)
日々、情報を逃さず、 勉強、修行中、修練してない取り入れないと、乗り遅れます。
…に比べて、歯科はどうでしょう?
歯の神経に、直径0.1ミリの針を通せるロボットが開発されましたか?
虫歯をきれいに除去し、歯型を作れるロボットや先端機器が開発されましたか?
もちろん、人間より、早く正確に。
歯科に限っては、いまだに開発されてません。
ここ10年、
歯科で、最も進歩したのは、
【歯科材料学=歯科理工学】
なのです…!
インプラントはもちろん、セラミックも、プラスチックも、歯科材料は、10年前はもちろん、
20年前の頃と比べると格段の差です。
歯科材料が良くなったは、患者さんの為にも大歓迎です。
(しかし、皮肉なことに)、…
治療技術が、未熟でも、
もっと言うと、
杜撰(ズサン)でも、
ある程度、優れた材料が補ってくれるのです。
「手抜きをしても大丈夫、ゴマカセル…」みたいな。
もちろん、歯科治療は、細かい手作業、繊細な治療を要する、
【断じて、現状では、機会、機器、ロボットのできることではありません。】
歯科医師、歯医者の手、 その直接の手作業、
治療技術=スキルにかかっているのです
今、歯医者は過剰を越えて、
異常な多さです。
私は、
《その治療技術(スキル)のないのを、優れた材料に頼っている
未熟な歯医者、
治療の下手な、稚拙な歯医者が格段に、
10年前より、格段に増えていると確信しています。》
10年前、更に20年前は、治療技術(スキル) がよくないと治療結果がよくない。
【治療の良し悪しに、 治療技術(スキル)の良し悪しが反映されたのです。】
しかし、今は、治療を結果を、歯科材料が、わりと補ってくれます。
【もちろん、非常に喜ばしいことです。】
しかし、古今東西、{名医の数は、だいたい、限られています。}
だから、《やたら、医者が増えると、ヤブ医者の割合が増えるのです。》
ただ、10年にきちんと革新、進歩している医科はともかく、
歯科は、こうも過剰だと、もう、ただただ、ろくな治療技術(スキル)のない歯医者が増えるばかりです。
材料に頼り、
先端機器、CTに頼り、
マイクロスコープを使い、
視野の明示は不可欠です。いいことです。
口の中のバイ菌を見せたり… …。
動機付け=モチベーションは大切です。わかります。
しかし、デンタル.ドッグだ、なんだらと称して、…
【電動歯ブラシにしても、なんでも、自分がきちんと、自らの手で歯磨きをする。手作業以外に何があるのでしょうか。】
適切なブラッシングをしてくれる(それは大切、重要です。)
身近な歯医者がいればいいことです。
ここ10年革新のない歯科で、
デンタルドッグとかで、無駄遣いしないことです。
歯医者は、
医者に比べて、いまだ、どこまでも妾の子です。
(あら探しはせず、揚げ足は取らないでください)
差別と云うのなら、
《歯医者(ハイシャ)こそ、ある種、差別語です。》
医者に向かって、
「お医者さんさんですか?…で、歯医者さんですか?」
と、聞いてみてください。
医者は、こう応えますよ。
「いえ、私は医者です。歯医者(ハイシャ)ではありません!… …歯医者なんかでは… …。」
と。
【医学部.歯科】 にならなければ、ダメなんです。
厚生省も分かっているのです。
だから、歯科の保険点数も、医科の半分位なのです。
歯科は、全部の医療の全保険点数の1%を、過剰な人数で分けているのです。
歯医者は厳しいです。ヒモジイです。
(もちろん、私も。)
でもまあ、
10年前より、治療技術(スキル)が良くなっているのならともかく、
こうも下手な歯医者が増えて、
治療が進歩どころか、退歩しているのではね。
やになりますよ。
で、
《抜いてインプラント、 金のない人には、
抜いて安い入れ歯です。》
インプラントも入れ歯ですよ。=高い入れ歯です。
{で、下手な歯医者は、地方へ、地方へ… …
都会から田舎へ……。}
歯は痛い時はあります。 抜けば、痛みは取れますよ!
(歯は無くなるけど死なないからね。)
胃腸が痛い、
胃や腸を取れば、
痛みは取れますよ!
しかし、胃や腸を取れば、《死ぬかもしれません。》
【痛みは、手遅れにならないようにと云う、重要なサイン、警告です。】
《癌のたちの悪いのは、痛みが出た時は手遅れで、死に直結することがあるからです。》
大概、痛みは大切なサインなのです。手遅れにならないようにという…。
ましてや、歯はね。
もちろん、
私でも、抜くことはあります。(抜くのも上手いです。歯の神経の専門医ですから。)
しかし、歯医者も、患者さんも、
歯をナメテいるのです。
(患者さんの方も、云うほどに歯を大切にしてないな、
と、思う時がしばしばです。)
だから、歯科の本は医科の本より売れないのです。
真面目な、正直に書いてもね。
しかも、
根本の治療技術(スキル)が、
ここ10年、こうも進歩してないとね。
加えて、
《優れた材料に甘えて、 きちんとした、
繊細な手技の出来ない歯医者が増えてはね。》
で、やたら、先端機器を言い訳にしてね。
【歯科の初心は、まずは、その歯が残るか、残せるか。】
そこから,(抜くことも含めて)治療が始まるのです。
【歯では死なないというのなら、
なおさら、
焦って、抜かない(抜かれない)ことです。】
歯の治療は、その地道な繊細な手作業、治療技術(スキル)にあるのです。……!
何事も、(自戒を込めて、)初心を見失わないことです。
私の本、改めてよろしくお願いします。。
よければ、
【幻冬舎新書】です。
手に取って、読んでください。
… …。