抜かない歯医者のひとりごと

歯の健康は全身の健康につながる。渋谷で開業中の保存学認定医が、なるべく歯を抜かない治療にまつわるトピックを語ります。

…~…歯の神経のスペシャリスト、私が断言することは、 〈歯の神経は、本当に特殊な、超異端児です。〉

2023-12-23 | 歯科治療

鉄腕アトムのジレンマ、悩みは不変です。


私は、40年前、マイクロスコープの、その開発に携わってきました。

あれは、未だ、まだまだ、デカイし、使い勝手も最悪、高額。

そのコストは、全て、患者に付けられる。


《マイクロスコープは、うどの大木そのもの、役ただず!》

実際、何も見えない、視野の明示もない。》

優れたルーペ、眼鏡で充分、

【とりわけ、私には、指先に眼があります。】


神経は、感じなくなると=機能しなくなると、…要は、役にたたなくなると、そこは、空洞になるのです。

身体中、どこの神経もです。


《その空洞を、死腔(しくう)と云います。》

歯の神経も同様です。


電信柱に、雀など、小鳥が落ちると、そこから、出られません。

鳥は垂直には飛べません。

で、電信柱には、鳥の死骸がいっぱいで、腐っています。

[神経も同様です。循環=血液循環をしなくなると、腐ります。

腐れば、当然、ウィルス、細菌が、増殖します。

これが、感染です。]


血液循環が、正常なら、解毒され、やがて、排出されます。

歯の神経も同様です。

で、歯の場合、その神経の空洞=死腔を、緊密にふさぐ、封じるのです。


【まあ、電信柱で、例えると、電信柱の空洞を消毒、清掃して、その空洞を、緊密にバイ菌が、入らない、侵入しないように、バイ菌が、入り込めないように、ふさぐわけです。】

緊密に、緊密に!


歯の神経は、直径で、0.1ミリから太くても、0.8ミリです。

それを、緊密にふさぐのです。

デカイ、マイクロスコープで、何が見えるというのでしょうか。(バカらしい!)

もちろん、頼るところは、アナログの、治療技術(スキル)です。

〈それができるのは、術者のスキルのみです。〉

だから、勉強すれば、かつ、勉強している歯医者ほど、

口をそろえて、云います。

「歯科で、最も難しい治療は、歯内療法=歯の神経の治療だ。」と

これが、なかなか、患者さんには、わかりません。


まあ、患者さんは仕方ない部分もありますが、

《これがわからない、しようとしない、できない歯医者が、多いのが現実です。》

  勉強してない、というか、そもそも、偏差値の低い歯医者が、多すぎるのです。


で、極めて、難しいこの歯の神経の治療が、上手くいくと、骨が、その歯を、やさしく、迎えてくれるのです。

自律神経が、迎えてくれるのです。


【人間は、異物は、排除するか、取り込むかの反応をします。】

で、インプラントは、異物です。

インプラントは、この取り込むという、人間の生理を利用するのです。

癒着と云います。

もちろん、排除されるよりは、いいので、何とか、噛めますが、あくまでも、異物です。


自分の歯も、もちろん、取り込むこともありますが、…、

上手くいけば、あくまでも、自分のものですから、原則は、排除はされませんが、

やさしく、自律神経が、迎えてくれます。

〈自分の歯です。異物ではありません。〉


生体が、(生きるために、不要と判断すれば)、その歯は、残念ながら、抜けてきます。


インプラントには、自分のものという生理はありません。

だから、噛み心地は悪いし、生体とのしがらみが、重なると、後遺症が、起きます。


【ただ、はっきりしていることは、

歯の神経=歯を残す治療も、インプラントも、


そこには、個人差もありますが、当然、

術者の差=治療技術(スキル)が、大きく関与するわけです。】


私は、極めて数少ない、その、歯の神経、歯を残す治療の治療のプロ、スペシャリストですが、


いくら、保険が効くとはいえ、
保険の効かないインプラントとの治療費の差が、100倍近くあるのは、酷いです。


患者さんは、3割負担として、治療費だけだと、1本4,000円位、

インプラントは、1本40万円です。


使命感と、ある種、正義感がなければ、歯の神経の治療、残す治療はできません。

やりません、やれません。

で、患者さんの理解も。


いっそ、抜く方が楽だし、儲かるし、何よりも、ストレスがありません。


歯科には、新しいことがない、この半世紀、50年以上、堂々巡り


《歯医者は、医者の付着物、

歯科医師会も、医師会の金魚の糞(ふん)》


だから、医療費の上げようもない。

医療費削減のおり、歯科に割く予算はない。

少子高齢化、医療費はかさむばかり。


〈歯科は医科ではない。
歯医者は医者ではない。

暗黙の了解事項〉


「国民皆歯科検診をします。」
あれは、何なの、空耳?

岸田首相の公約? おふざけ?は、何なの? 悪ふざけというのすら、バカらしい。


~《医者の1/3はまとも、1/3は指導者による、…1/3は欲ばり村の村長と云われています。

この体でいくと、

歯医者は、2/3が欲ばり村の村長です。》


[これからは、地球温暖化や脱炭素、二酸化炭素の排出、気候変動等々、云々より、ダイレクトに、《衛生と感染》が、無視できない、大きな課題だ、と云います。]

もちろん、これら、環境が、影響はしているのは自明です。


要は、世界の人口が、多すぎるのです。

人類が、増殖し過ぎたのです。


[生物学的な常識を越えた(普通、あり得ない)同一種の増殖だそうです。]


そう感染と衛生。

…~ー、日本は、世界一と言ってもいい、清潔な国です。

で、日本は少子高齢化です。


が、もちろん、

《世界に眼を向けると、人口過剰、過密、不衛生の蔓延です。》

近年、現に、感染が、蔓延しています。

ウィルス由来が、激増しています。

もちろん、コロナもインフルエンザもウィルスです。

マイコプラズマ肺炎、ウィルス性の脳炎も世界中、あちこちです。


【これらに、コロナだって、実は、マスクの効果は、ほとんど関係ありません。

日本には、いまだ、マスク崇拝がありますが、科学的にマスクの効用は、実質ないことは、実証されています。】

何か、日本では、若干、隠ぺいもありますが、

何よりも、豆な手洗いが、最大、最良の予防策です。


うがいもたいしたことはありません。

うがいしても手洗いしてない手を舐めれば、アウトです。

【うがい→手洗いではなく、
手洗い→うがいなのです。】


日本は、世界一の衛生国だから、まだ良かったのですが、

(マスクも衛生への自覚なのかもしれませんが、原則、効果はなく、うるさすぎるのも、考えものです。)


何しろ、グローバルです。鎖国は不可能です。


いつまでも、マスクしている人を見てると、意味ねえな、と思います。


マスクで、コロナもインフルエンザも、風邪も、全く減っていません。

予防、抑制は、豆な手洗いのみです。



【薬学が華、歯学は枯れ木】

今、難病の治療薬には、薬価が、1億円のものが、あります。

これらが、保険適用になれば、医療費は、ますますかさみます。

すべて、税金です。


歯科で、最も使用する、キシロカインという麻酔薬は、100円程度で、安価です。

もちろん、医科でも、使い、世界一、優れた麻酔薬と云われています。


これは、癌治療にも効果がある
と云われているのに、医者も、製薬会社も、より高い薬を使いだかります。


確かに、薬の開発には、膨大な開発費が、かかるのですが、……。


改めて、毎度ですが、

私の本、

【この歯医者がヤバい・幻冬舎新書】

【やってはいけない歯の治療・KADOKAWA】


【歯医者のホントの話・KKベストセラーズ】

読んでください。

電子書籍でも、好評です。


スマホで、時間の節約?

これは、全くの嘘、偽りですね。

みんな、スマホの合間に仕事をして、スマホの合間に働いて、スマホの合間に遊んで、デートして、食事して、

スマホで、忙しくて、せわしなく、休む暇もありません。

といって、スマホなしには、生活は、今や、成り立ちません。

生活できません。


これは、50年以上前、鉄腕アトムが、悩んでいたことです。


ドラえもんも、懸念して、未来から、来たのです。

繰り返します。

《最も、困難な判断は、善か悪か、の判断ではなく、

許される悪か、許されない悪か、の判断である。》


鉄腕アトムが、ロボットとして、極めて、人間的に悩み続けていたことです。

ドラえもんが、憂えていたことです。

今、また、極めて、真実味を帯びてきました。

 


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